過去ログ - ジュリア「夢みる歌姫と」千早「ギター少女」
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名無しNIPPER
[saga]
2016/09/26(月) 22:47:14.96 ID:28zoD9Qao
春香とプロデューサー、二人のやりとりを見ていた千早の表情にどことなく影が差していた。
ジュリア「なあ、チハ、どうしたんだよ浮かない顔して」
千早「……いいえ、なんでもないの」
以下略
233
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/09/26(月) 22:48:36.70 ID:28zoD9Qao
……
事務所の憩いの場、ソファにはギターを抱えたジュリア、対面に千早が座っていた。
テーブルには先日、可憐とエミリーが置いていった洋菓子・和菓子が。
以下略
234
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/09/26(月) 22:49:07.89 ID:28zoD9Qao
千早「……正直なところ、私は負けたと思ってた」
ジュリア「勝ちも負けも思い通りにはならないってことだな……恐ろしい世界だぜ」
千早「プロデューサーはどう思ってたのかしら」
以下略
235
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/09/26(月) 22:49:36.40 ID:28zoD9Qao
千早「春香は……相変わらずね」
ジュリア「ほんっと、ぶれないよな」
CMが明けて、春香がセットの中央に立ち、唄い始める。
以下略
236
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/09/26(月) 22:50:18.68 ID:28zoD9Qao
P「あれ、もう終わっちゃった?」
ジュリア「遅いぜ、全く……」
P「収録も直接見たし、映像は事務所チェックで穴が空くほど確認したからさ」
以下略
237
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/09/26(月) 22:51:24.75 ID:28zoD9Qao
エピローグ:アディオス
如月千早は、もとより大した量はない事務所の私物をリュックサックに詰めた。
以下略
238
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/09/26(月) 22:52:33.74 ID:28zoD9Qao
如月千早は765プロを背にして歩み始めた。最早振り返ることもない。
千早(いえ、振り返るべきではない……)
きっとあのまま事務所にいれば……ただただ春香に甘えてしまう。
以下略
239
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/09/26(月) 22:53:43.84 ID:28zoD9Qao
ジュリア「……何カッコつけてんだ」
地下鉄駅の入り口に待ち伏せしていた、赤髪の少女が千早の行く手を塞ぐ。
いつものシャツにパンクメイク、背負ったギター……彼女らしさの最大限の現れだった。
以下略
240
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/09/26(月) 22:54:38.33 ID:28zoD9Qao
ジュリア「いいんだよ、それで……。ったく、そんなこと知ってるっての。
過去に何があったって、関係がない。あたしたちは音楽をやるしかない、言っただろ?」
千早「そう……確かにそう思うわ。でも私は逃げるわけには行かない……過去と向き合うために力をつけないと」
以下略
241
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/09/26(月) 22:55:22.36 ID:28zoD9Qao
千早「そうかもしれないわね……でもやっぱり今は一人になりたいの」
ジュリア「わかった、ならいいさ。でも、必ず戻って来てくれ……いや、765プロじゃなくてもいい。そうだ、武道館で会おうぜ、あたしのライブで唄ってくれよ」
千早「ええ。いつか、私の問題が解決したら……あなたの言った通りの解決は望めないかもしれないけど」
以下略
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