過去ログ - ジュリア「夢みる歌姫と」千早「ギター少女」
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24:名無しNIPPER[saga]
2016/09/26(月) 00:26:19.06 ID:28zoD9Qao
車がスピードを落としてあたしのマンションの前で止まった。
シートベルトをはずし、外に出て真っ先に車の後部へ向かう。

ジュリア「プロデューサー!トランク開けるからなー!」

以下略



25:名無しNIPPER[saga]
2016/09/26(月) 00:27:11.77 ID:28zoD9Qao
ジュリア「早く寝ろなんて、子どもじゃないんだからさ」

あのくらいの年齢の男なら、あたしなんてガキみたいなものかもしれない。

ジュリア「でもさ、少しは認めてくれてるんだよな」
以下略



26:名無しNIPPER[saga]
2016/09/26(月) 00:27:45.79 ID:28zoD9Qao
ジュリア「でも、その前に……」

ボリュームを上げて、六弦をはじく。鈍い開放弦の音がアンプで歪み、あたしの鼓膜を揺らす。
そこからいつもの練習フレーズをひたすら繰り返す。
才能、理由、そんなものは後回しだ。ギターを持ったからにはそこに一切を集中させる。
以下略



27:名無しNIPPER[saga]
2016/09/26(月) 00:43:18.68 ID:28zoD9Qao
  第一章:ロコ、思うままに


光はさせど風は吹かず。

以下略



28:名無しNIPPER[saga]
2016/09/26(月) 00:43:54.33 ID:28zoD9Qao
P「……印象派?モネみたい」

ロコ「プロデューサー……」

P「なんすかロコセンセー、行き詰まり?」
以下略



29:名無しNIPPER[saga]
2016/09/26(月) 00:44:27.02 ID:28zoD9Qao
ロコ「……一流のアーチストは、世界の色を好きなようにセレクトできます」

空は必ずしも青ではなく、赤でもいい。それどころか白い空に青い雲が浮かんでたっていいのだ。そうロコは主張する。

P「……自由なんだな。自分を縛らなくても飛んでいけるんだ」
以下略



30:名無しNIPPER[saga]
2016/09/26(月) 00:44:53.79 ID:28zoD9Qao
ロコ「そう見えるのかもですけど、ロコはまだ、心をフリーにして飛んで行けないんです」

P「そりゃまたなんで?」

ロコ「その絵です」
以下略



31:名無しNIPPER[saga]
2016/09/26(月) 00:46:08.50 ID:28zoD9Qao
P「……そんなどうでもいいことは置いといて。今日は仕事の話をしにきたんだ」

ロコ「私にですか!?必ず結果にコミット?しますから!」

プロディ―サーはもう対応が面倒なのか特にツッコミもなく、
以下略



32:名無しNIPPER[saga]
2016/09/26(月) 00:46:41.35 ID:28zoD9Qao
P「今回は765プロ特集にしてもらって、事務所から四人選抜した」

ロコ「……だとすると他のメンバーは誰なんですか?」

P「あとは、千早、ジュリア、まつりだな」
以下略



33:名無しNIPPER[saga]
2016/09/26(月) 00:47:36.83 ID:28zoD9Qao
P「深夜とはいえ全国ネットだ。まだ四人はお世辞にも人気者といえないから……チャンスをものにするんだぞ。もちろん俺も最大限サポートするから」

ロコ「もしかして、ロコだけヒイキしてくれたりするんですか?」

P「……んなことすると思う?」
以下略



34:名無しNIPPER[saga]
2016/09/26(月) 00:48:04.87 ID:28zoD9Qao
先日のジュリアの前座もそのような意図があった。千早とジュリア、お互いのライバル心の刺激……。

P「あの二人もそこそこ似た者同士だから……」

ロコ「プロデューサー、もしかしてアローンな時間が長くて独り言が癖になったタイプですか?」
以下略



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