過去ログ - 安価で生存本能ヴァルキュリア
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11: ◆Er1NP43nyg[saga]
2016/09/26(月) 01:35:09.26 ID:hgECKrY90
地球防衛艦隊第7番コロニー『瑞鶴』


「貴様には地球に行ってもらうことになった。」

「は?」

『瑞鶴』に置かれた、軍司令部の将校室の一つで黒井大佐はこちらに目を向けることなく、窓の外を見てそう言った。

「地球……ですか…?」

「ウィ。地球の地上防衛部隊、正しくは日本帝国で新設される部隊の隊長となってもらう。」

「俺が隊長!?そんな経験ありませんよ!?」

「分かっている。しかし、他に任せる相手がいない。」

そういうと黒井大佐は、こちらを振り向きポケットから取り出したものを俺の軍服の左胸に押し付けた。

「戦歴、経験は十分。機体操作の腕も上官として求められる知識や判断力も持っている。――そして何より私が信頼できる。」

「大佐…」

「貴様が向かう部隊は、一ノ瀬、池袋両博士肝いりの実験部隊となる。生半可な者を無為替わけにはいかないのでな。」

黒井大佐が手を放した俺の左胸には『大尉』の階級章が付けられていた。

「常に周りに気を配り何あれば私に報告しろ。貴様には期待しているぞ『大尉』」

「…了解。」

敬礼を返し、退室しようとすると後ろから声がかけられた。

「ああ、貴様の戦術機はここにおいていけ、理由は知らん。博士からの要請だ。代わりに一名の随伴を許可する。貴様の相棒を連れていけばいい。」

「……ありがとうございます。」



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