過去ログ - [ラブライブ SS]海未「あの頃から何年」
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31:名無しNIPPER[saga]
2016/10/01(土) 01:35:34.42 ID:I69UIb+a0
「ふふっ、久しぶりね。 元気だった?」

「うん! 元気元気! こうして会うのも久しぶりだね〜♪」

「絵里、お久しぶりです。 えっと、どうしてここに?」
以下略



32:名無しNIPPER[saga]
2016/10/01(土) 01:36:07.22 ID:I69UIb+a0
「うぅぅ……。 こ”、こ”と”り”ち”ゃ”ん”……ッ!」

「えっ、穂乃果ちゃん?」

「ぶえぇぇぇええん! 寂しくなるよー!! たまには日本に帰ってきてねー!!」
以下略



33:名無しNIPPER[saga]
2016/10/01(土) 01:37:34.27 ID:I69UIb+a0
そして、私は今日もこの町にいる。
あれから何度、桜の季節を迎えたのだろう。

最初の頃は長期休暇の度に帰ってきたものの、学年が上がるにつれて忙しいからと滅多に帰ってこなくなった。
卒業してからは……おばさん曰く一度も帰ってきていないらしい。
以下略



34:名無しNIPPER[saga]
2016/10/01(土) 01:39:11.98 ID:I69UIb+a0
まさか、顔も見れない、声も聞けない、何をしているのかもわからない。
こんな風になってしまうなんて考えてもいなかった。

私も気づけば大学を卒業していて、実家を継ぐために日々鍛練を続けている。

以下略



35:名無しNIPPER[saga]
2016/10/01(土) 01:41:04.39 ID:I69UIb+a0
ガラララッ

「いらっしゃいませー。 って海未ちゃんじゃない。 ごめんねー、今日は穂乃果いないのよ」

「あっ、いえ。 今日はお饅頭を買いに来ただけですので」
以下略



36:名無しNIPPER[saga]
2016/10/01(土) 01:45:03.53 ID:I69UIb+a0
「申し訳ないと思ってるなら少しでも早くお母さんにいい話を持ってきてあげてね?」

「……はい」

「だけど、どうしてそこまでして断り続けるの?」
以下略



37:名無しNIPPER[saga]
2016/10/01(土) 09:43:14.72 ID:I69UIb+a0
ー5ー

『そんなわけで来週の日曜ね! おやすみー!』

「はい。 おやすみなさい」
以下略



38:名無しNIPPER[saga]
2016/10/01(土) 09:43:46.84 ID:I69UIb+a0
そして当日。

「すごい人……。 まるでお祭りみたい。 穂乃果、はぐれないようにしてくださいね」

「うんうん、わかってるって〜」
以下略



39:名無しNIPPER[saga]
2016/10/01(土) 09:44:22.09 ID:I69UIb+a0
まるで周りの喧騒が消え、その足元から鳴る音以外は全て存在していないかのように、
この耳にはっきりと届いた。

視界に映るのは、長いベージュ色の髪をもったサングラスの女性。

以下略



40:名無しNIPPER[saga]
2016/10/01(土) 09:45:28.47 ID:I69UIb+a0
「んあっ、海未ちゃんいたー! もー、いい歳なんだから迷子になっちゃだめだよー?」

「穂乃果? いやいや、はぐれたのはあなたの方でしょう……っていや、今はそれよりも……!」

「?」
以下略



41:名無しNIPPER[saga]
2016/10/01(土) 09:46:19.01 ID:I69UIb+a0
「それでねー、今回のテーマはねー、『遠い日の思い出』なんだってー!」

軽快な音楽とともにステージを歩いていく女性たち。
それを見ながら穂乃果が今回のショーについて説明してくれる。

以下略



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