過去ログ - 【ミリマス】765プロ昔話『だいくとおにろこ』
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13:名無しNIPPER[saga]
2016/09/26(月) 23:40:42.18 ID:COmojWpi0
さしあたって、大工は山を越えた先にある村をめざすことにしました。月と星の明かりをたよりに、暗い山道をせかせかと急いでいきます。

恵美「それにしても、しゃくだなあ。おちょくってきた鬼とやりあった、アタシがうかつだったか」

むかむかする気持ちに、大工の口からは小言がもれます。何がわるかったのかと考えるほどに、鬼のいじわるさと自分の浅はかさに対する怒りがわいてきました。

恵美「ええい。だれかあ、鬼の名前を知ってるやつはいないのかい」

腹立ちまぎれに大きな声で呼びかけましたが、風も、草木も、大工の声には応えません。

こんな時間でなければ、自分の声に応えてくれる動物たちもいたのだろうかと大工は半ばやけになりながら思いました。



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