過去ログ - 輿水幸子「うまくいかないもの、ですね」
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◆MhRo2YnWE.V/
[sage saga]
2016/09/27(火) 01:27:15.60 ID:/I9Sf5H+o
「ボクは、ずっとアナタの側で、アナタにプロデュースされてきて……ボクのほうが、ずっと前からアナタを好きだったのに!」
「どうして? どうしてなんです、どうしてボクじゃダメだったんです……。ボクが、14歳だからですか?」
「もっと早く生まれたかった……もっと、遅く出会いたかった……」
以下略
7
:
◆MhRo2YnWE.V/
[sage saga]
2016/09/27(火) 01:27:49.15 ID:/I9Sf5H+o
「それとも、ボクが大してカワイくないから、選んでもらえなかったんでしょうか」
「あは、そうですよね。……ボクなんか、あんな綺麗な人に比べたら……」
「悔しい……。どうしてボクはあの人じゃないんですか……アナタに選んでもらえる、あの人じゃないなんて……」
以下略
8
:
◆MhRo2YnWE.V/
[sage saga]
2016/09/27(火) 01:29:37.61 ID:/I9Sf5H+o
「やめてください……」
「結婚なんかしないで……。ずっと、ボクの側にいて……。あと、少しだけ待っていて……ボクだって、あと少しで結婚できるんです……お願いします……。なんでもします……」
「……みっともない……ぐすっ、ほんと、こんなのだからアナタは愛想を尽かしたんですよね。ボクみたい、な、ボクみたいなのじゃ……」
以下略
9
:
◆MhRo2YnWE.V/
[sage saga]
2016/09/27(火) 01:30:28.36 ID:/I9Sf5H+o
「もう、遅いですよね」
「もっと早く言えばよかった」
「……あの人とアナタの距離が縮まっていくの、わかっていたのに。でも、怖くて……何もいえなかった」
以下略
10
:
◆MhRo2YnWE.V/
[sage saga]
2016/09/27(火) 01:30:58.12 ID:/I9Sf5H+o
「なんて、無意味です」
「終わった話です」
「ボクは、まだアナタが好きだけど……」
以下略
11
:
◆MhRo2YnWE.V/
[sage saga]
2016/09/27(火) 01:31:32.33 ID:/I9Sf5H+o
「だから……」
「だから、今日だけは……」
「ボクの……こ……」
以下略
12
:
◆MhRo2YnWE.V/
[sage saga]
2016/09/27(火) 01:32:02.38 ID:/I9Sf5H+o
「……うっ、うぅ……」
「…………ぁあ……」
「…………やだ……」
以下略
13
:
◆MhRo2YnWE.V/
[sage saga]
2016/09/27(火) 01:32:41.91 ID:/I9Sf5H+o
言葉になったのは、そこまででした。
ボクはずっと泣いて、泣いて。
あの人は、そんなボクの側にいてくれました。
……それでも、ボクは翌日、ちゃんとあの人の結婚式に行きましたよ。エラいでしょう?
以下略
14
:
◆MhRo2YnWE.V/
[sage saga]
2016/09/27(火) 01:33:40.83 ID:/I9Sf5H+o
あの人の中には、ボクの全部が在るはずです。
みっともなくて、カワイくない……ボクと。
ずっと、あの人と一緒に歩いてきた、カワイイボクが。
だから……。きっと、さびしいだけじゃありませんよね。
以下略
15
:
◆MhRo2YnWE.V/
[sage saga]
2016/09/27(火) 01:34:43.43 ID:/I9Sf5H+o
でも、ボクは笑顔が一番カワイイから。……そう、貴方が言ってくれた事を覚えているから。
涙を流しながら、けど、笑ってあなたを見送ります。
ご結婚、おめでとうございます。
以下略
16
:
名無しNIPPER
[sage]
2016/09/27(火) 01:43:06.41 ID:lzkGaanwO
だめだ
面白くない
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