過去ログ - 水野翠「入れ替わって」塩見周子「しまいました」
1- 20
17: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2016/09/28(水) 21:31:17.79 ID:dNnd1Lu/o
洗面所の鏡で自分の姿を確認する。


「あ、あ、あ、あ、あ……」

以下略



18: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2016/09/28(水) 21:33:18.65 ID:dNnd1Lu/o
とりあえず体に触ってみる。透き通るようなしっとりとした白い肌。肌の色とそっくりな白髪。
本人は染めたと以前話していたが、ここまで白くては地毛と見分けが付かないだろう。

白い髪や肌とは真逆の漆黒の眼。麗しき唇。完全に塩見周子を構成する物だ。

以下略



19: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2016/09/28(水) 21:36:18.77 ID:dNnd1Lu/o
「もしもし!?」

『もしもし?翠ちゃん……だよね!?あたしの声だけど!』


以下略



20: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2016/09/28(水) 21:37:02.97 ID:dNnd1Lu/o
----------------------------------------


21: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2016/09/28(水) 21:41:55.29 ID:dNnd1Lu/o
ようやく塩見周子の体を見つけた。おかしな感覚だ。長い旅路の果てに目的地へ来た気分だ。

色々話したい事もあるが、もうすぐ事務所へ向かわなくてはならない。
入れ替わりの衝撃を実感している内に、結構時間が経ってしまっているからだ。
こんな事になってはいるが、
以下略



22: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2016/09/28(水) 21:44:24.95 ID:dNnd1Lu/o
「翠ちゃん、今日の仕事の予定は?」


何やら考え事をしていたのだろうか。しばらく待ってから返答が返ってくる。

以下略



23: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2016/09/28(水) 21:46:13.93 ID:dNnd1Lu/o
……情報交換を終え、一息つく。事務所で合流する約束を取り付けた。
あまり時間もない。朝食はどこかで買っていく。飯代は自由に使っていいと本人から許可を得ている。

さっさと着替えや化粧を済ませる。普段翠ちゃんが何を使ってるか分からないため、時間がかかってしまった。

以下略



24: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2016/09/28(水) 21:46:54.90 ID:dNnd1Lu/o
--------------------------------------


25: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2016/09/28(水) 21:49:06.93 ID:dNnd1Lu/o
やはりというべきか、自分の体には"塩見周子"本人が入り込んでいた。誰かが自分の家に侵入し、水野翠を騙るという心配もあったが、杞憂に終わったようだ。自分がそんな無用心をするはずもないが。

今日の予定、なぜこんな事に巻き込まれてしまったのか、プロデューサーさんや事務所のみんなにどうやって説明したらいいか、色々と話したい事があるが、あまり時間がない。

今するべき情報交換だけ済ませて、後はプロデューサーさんを交えて話し合った方が良いだろう。説明しても納得してもらえるのか不安だが。このようなフィクションじみた事、ありえないと一蹴されてしまうかもしれない。
以下略



26: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2016/09/28(水) 21:50:52.38 ID:dNnd1Lu/o


『翠ちゃん、今日の仕事の予定は?』

「13時から新作ドレスの撮影会。今日はそれだけです。そちらの予定は?」
以下略



27: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2016/09/28(水) 21:53:08.97 ID:dNnd1Lu/o

『それでさ、一度事務所行く前に合流して、状況の説明とかしておいた方がいいと思うんだけど。』

「そうですね」

以下略



93Res/47.59 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice