過去ログ - 水野翠「入れ替わって」塩見周子「しまいました」
1- 20
37: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2016/09/29(木) 21:19:40.70 ID:D25rUcido
------------------------------------


38: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2016/09/29(木) 21:21:19.80 ID:D25rUcido

……道に迷った。


あれだけ翠ちゃんに道は知っているから迷わないと豪語していたのに。
以下略



39: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2016/09/29(木) 21:24:02.38 ID:D25rUcido
「ちょっと今日は気分ではないので……えへへ……」

「まあ、たまにはそんな時もありますよね。340円です。」

「はい、はい」
以下略



40: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2016/09/29(木) 21:25:34.33 ID:D25rUcido
道に迷ったのもあってか、結構時間が経ってしまった。
翠ちゃんは凄まじく規則正しい子だ。おそらくもう着いているに違いない。急げ!


事務所の前のベンチで、りんご酢を啜る"塩見周子"の姿が見えた。紛れもないあたしの、塩見周子の姿だ。
以下略



41: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2016/09/29(木) 21:28:06.75 ID:D25rUcido
事務所の一室に辿り着く。8時とはいえ、まだ人もまばらだ。
扉を開けると、勤務時間内なのに堂々と社用パソコンでゲームをしているプロデューサーの姿と、映画の小説を読んでいる速水奏の姿が見える。


「あら、珍しい組み合わせじゃない……?」
以下略



42: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2016/09/29(木) 21:30:32.24 ID:D25rUcido


そして、プロデューサー、塩見周子(in水野翠)、水野翠(in塩見周子)、立会人の速水奏の四者面談が始まった。


以下略



43: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2016/09/29(木) 21:32:21.56 ID:D25rUcido
「それで、どう思う?プロデューサーさん。」

「この二人が結託して嘘付いてるようにも見えないし、嘘を付く理由もないだろ。二人が本当って言うなら本当なんじゃないの。未だに信じられないけど、二人してこんなとんでもない嘘付くとは思えんよ俺は。」

「信じてくれるの?」
以下略



44: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2016/09/29(木) 21:35:58.15 ID:D25rUcido

"塩見周子"がプロデューサーに向かって啖呵を切ると、プロデューサーは立ち上がり、


「それじゃあ、翠の方は奏に頼む。周子は残ってくれ。今日の事を説明するから。」
以下略



45: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2016/09/29(木) 21:38:34.07 ID:D25rUcido

「さっきの啖呵、カッコよかったわよ。それで、プロデューサーさんが書いた方のメモは?」

メモをめくると、塩見周子のクセ・仕草などがビッシリと書き込まれていた。

以下略



46: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2016/09/29(木) 21:39:02.49 ID:D25rUcido

「それで、今日のトークショーの話だけど。……大丈夫?」

自分の体は、ガチガチと音が鳴るくらいに緊張してしまっていた。まだ本番ではないのに。
プロデューサーさんは代役と言っていたが、自分が代役みたいな物だ。本当に自分にできるのだろうか?
以下略



47: ◆zNp0QpB9e.[saga]
2016/09/29(木) 21:40:38.98 ID:D25rUcido
とはいえ、あまり奏さんに頼りきりになるのも申し訳ない。メモを再度裏返す。

そこには、新田美波がスポーツドリンクと水野翠のりんご酢を間違えて飲んでしまった話、
事務所近くのカレー屋に周子さん、自分、プロデューサーさんの三人で行った時、ラッシーが切れてて砂糖水が出てきた話など、明らかに自分絡みのエピソードが書いてあった。

以下略



93Res/47.59 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice