過去ログ - 高垣楓「特別な貴方との、特別で普通な日常」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2016/09/29(木) 18:25:59.60 ID:QHWt9jpM0
貴方は特別。
私が誰よりも好きで、何よりも大好きな、
私が誰よりも恋しくて、何よりも慕っている、
私が誰よりも、何よりも、他のどんなすべてよりも愛している貴方は、
特別なんです。
特別の中の特別。
他のどんな何よりも大きくて、他のどんな何すらも特別へ変えてしまえるような、他の何でも及ばない本当の特別なんです。
だから。
だから、ごめんなさい。
嬉しいんです。
本当に嬉しいんです。貴方にそう言ってもらえて。
貴方にそれを許してもらえて。委ねて、贈ってもらえて。
心地のいい高鳴りに胸が震えてしまうほど。
幸せな暖かさが身体へ染みて蕩けてしまうほど。
本当に。本当に本当に嬉しいんです。
でも、だけど、だからこそごめんなさい。
私にとって貴方は特別だから。
どんな些細な日常すらも特別へ昇らせてしまうほど、貴方は、私にとって特別な存在だから。
だから、ごめんなさい。
貴方のその言葉に、私は、すぐには答えられません。
『シンデレラのお祝いに、何か、特別なお願いを』なんて。
特別なお願いを――私のわがままを、なんでも叶えてくれるだなんて。
そんな貴方の言葉に、私は、欲しい特別をすぐに答えて返すことができません。
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