過去ログ - 【咲-Saki-】三尋木咏「テレビにでたい」【安価】
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106: ◆eBX.lrCXD2
2016/10/02(日) 02:18:04.46 ID:ny9b27LB0
咏「なるほどねぃ。これで合点がいったよ」

咏「母親の靴のない玄関。認知症の俳諧の危険があるのにあてがわれた二階の部屋。居間に大量に残ってた薬」

えり「母親を家の中に閉じ込めていた。って事なんですね」

咏「認知症ははっきりとした外的検査でわかるものじゃないからねぃ。周りがそう言えば医者はとりあえず信じる。本人が監禁を訴えてもボケたと思う」

えり「……けれど、流石に往診していた医者は気づくんじゃないですか?」

咏「そこなんだよなぁ。続きを読んでみるかねと」



『そもそも薬だってまともなものかもわからない

 あの医者は偽物だ。本当の医者じゃない

 娘を調子付かせて診察料を巻き上げる詐欺師だ

 しかもそのおだてによって娘は私をよりいっそう苦しめて、それを介護する自分に酔う

 もはや逃げ出すしかない

 玄関の鍵は閉められているが、仏間の仏壇の裏には、すっかり使っていないゴミ出し用だった小さい扉があるはずだ

 家の中からは仏壇で塞がれ外からは藪で隠れて見えないから、娘も気づいていないはずだ

 なんとか一階まで降り、そこから脱出する

 もし失敗したら、そしてこの手紙を娘以外の誰かが見つけたとしたら……その時は、悪夢に酔ってる娘を助けてあげてください』



咏「……」

えり「……」





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