114:天津風大好き連装砲くん ◆E7idzvHwo6[sage]
2016/10/02(日) 17:38:06.86 ID:X5Ypwzoq0
磯風「……」
磯風「(こうして、いざコンロの前に立ち、改めて考えてみると…以前の私は、ほとほとヒドい有り様だったな)」
磯風「(焦がすのは序の口、爆発炎上溶解は茶飯事、しまいには変な生き物まで召喚したこともあったな…)」
磯風「(次はなんとかなるだろうと楽観的に捉え、失敗した理由がわからないにも関わらず同じ事を繰り返して、遂に上手くなることはなかった)」
磯風「(それではダメなのだと…気が付くのが遅すぎた)」
磯風「……」ブルブル…
磯風「(はは…腕が震えているではないか…やってやると決意し、こうして再び人を巻き込んでおきながら、なんというザマだ…)」
磯風「(以前にはなかった気持ちだ…失敗するのを、私は恐れているのだ…誰かが私を支えていることに、愚かにも今更気が付いたから…)」
磯風「(私は今、浦風と瑞鳳の時間を貰っている。この卵だって、育てた人、納入した人、管理している人、多くの人間が関わっている。コンロだってそうだ。明石さんにお願いして準備してもらった)」
磯風「(その時間を、労力を…無駄にしたくない)」
磯風「(失敗は…できない…)」
磯風「(失敗したくない…!)」
201Res/133.05 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。