98:天津風大好き連装砲くん ◆E7idzvHwo6[sage]
2016/10/02(日) 15:01:51.91 ID:X5Ypwzoq0
磯風「私は…今までその事に一度も思いを馳せた覚えがない」
磯風「自分のことで精一杯だった。何故失敗するのか理解が出来ず、がむしゃらに練習を重ねるしかなかった」
磯風「だが、こうして周りを見渡せば、自分のことしか頭に入れないのは、愚かなことなのだと思い知らされたよ」
磯風「私は…多くの人達に支えられていたんだな」
磯風「食材を提供してくれる人。調理器具をメンテナンスしてくれる人。隣でアドバイスしてくれる人。諦めるなと背中を叩いてくれる人」
磯風「たくさん、たくさん…助けてくれた人がいたんだ」
磯風「けれど、その結果が今の私だ…」
磯風「結局ほとんど上手くならないし、迷惑はかけるし。極めつけは浜風を追い出してしまった」
磯風「なんだか…そこまでしてまで、無理に料理を作ることに、意味を見いだせなくなってきた…司令に料理を作ってやるといきり立ったはいいが…」
磯風「私はいったい、何をしているんだろうなぁ」
磯風「あぁ…すまない。いつの間にか愚痴になっていたな」
瑞穂「いえ。貯まったものを吐き出すのも休憩です」
瑞穂「ふむ…」
瑞穂「……磯風さんは、ナスですねぇ」
磯風「…へ?」
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