過去ログ - フレデリカ「朝食前の一欠片ごっこ」
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13: ◆TDuorh6/aM[saga]
2016/10/03(月) 01:59:39.95 ID:wnZUGae50



カリカリカリ


シャーペンがまっさらなキャンバスの上をフィギュアスケートごっこ。
時折縦に一回転して消しゴムと入れ替わったり、アタシの鼻を止まり木にして一休みしたり。
方向音痴みたいに右往左往して、アタシの課題を完成させてく。


カリカリ、カリカリ


何だか会話がないのに全然苦じゃないなー。
ふつーだったら、静かなのって嫌な感じがするのに。
なんでだろーね?


「何でだと思う?はい、5秒以内にどーぞ!」


「さぁ、何だか分からないけど居心地が良いな」


「だよねー、フレちゃんもそう言おうとしてたところだよー」


わぁお、これが…シンパシー?テレパシー?
お互いデスクトップ越しに目があって、んふって笑う。
もしかしなくても、アタシ達って似てるのかな?相性が良いのかな?
滅多に出会えないタイプの人だねー、オスの三毛猫みたい。


「そろそろ終わるけど、そっちはどうだ?」


「続きはお家でやるからいーや、それで何処に行くのー?」


「隣の駅のカフェに行こうと思ってるけど時間大丈夫か?折角初めてのレッスンだったからこう…お祝い?的な」


「いぇーい、じゃあフレちゃん祝われてあげるよー」





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