過去ログ - 【ガルパン】逸見エリカの初恋 -SS速報VIP

過去ログ - 【ガルパン】逸見エリカの初恋

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1: ◆/QlXfiseFw[sage saga]
2016/10/02(日) 18:58:55.99 ID:QCjAYV2K0
戦車喫茶ルクレール黒森峰支店…

エリカ「で、一体どういう集まりなのよ」

小梅「まあまあ、いいじゃないですか、女子会でたまには戦車から離れた集いってことで」

直下（仮名）「そうそう、ただ集まってお茶飲むだけで、ねえ隊長？」

まほ「まあこうやって休日に集まって親睦を深めるのも悪くないと思うがな」

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2: ◆/QlXfiseFw[sage saga]
2016/10/02(日) 19:05:28.08 ID:QCjAYV2K0
まほ「でも、女子会とかお茶会とかいままであまり縁がなくて、こういう席ではどんな話をしてるんだ？」

小梅「まあ普通に世間話ですね」

直下（仮名）「あと、女子会の定番といえば恋バナでしょうか」

以下略

3: ◆/QlXfiseFw[sage saga]
2016/10/02(日) 19:09:34.10 ID:QCjAYV2K0
まほ「恋バナか、女子校通いの上に実家があんなだから浮いた話なんて生まれてこのかた一度もないな」

小梅「いや、最近の話じゃなくても昔の初恋の話とか…」

まほ「ない」

4: ◆/QlXfiseFw[sage saga]
2016/10/02(日) 19:15:22.33 ID:QCjAYV2K0
直下（仮名）「そ…そうですか…」

エリカ（初恋か…、あの子は今頃どうしてるのかしら…）

以下略

5: ◆/QlXfiseFw[sage saga]
2016/10/02(日) 19:24:30.69 ID:QCjAYV2K0
　あれは私が１０歳のときだった。夏休み、お盆で帰省する母とともに、彼女の実家のある
茨城に行ったときのことだ。その日、私は叔父や従妹たちと一緒に近所で開催された戦車の
イベントを見物しに行った。
　正直、あまり興味はなかった。皆と離れ、所在なく場内をぶらぶらしていたとき、彼に出会った。

6: ◆/QlXfiseFw[sage saga]
2016/10/02(日) 19:32:19.76 ID:QCjAYV2K0
　展示してあったポーランドの軽戦車を熱心に眺めていた少年に気付いた。男の子なのに戦車が
好きなんて変わってるな、初めはそう思った。

　でも、瞳を輝かせて一心不乱に戦車を眺めている横顔に、何故か惹かれた。

7:名無しNIPPER[sage]
2016/10/02(日) 20:05:52.68 ID:iq9H1GJQO
(アカン)

8:名無しNIPPER[sage]
2016/10/02(日) 20:06:58.49 ID:LAwxwcLJ0
髪型はパンチで？

9:名無しNIPPER[sage]
2016/10/02(日) 20:12:06.05 ID:4VWTUcSRo
あっ・・・

10: ◆/QlXfiseFw[sage saga]
2016/10/02(日) 20:25:49.68 ID:QCjAYV2K0
「戦車、好きなの？」

「うん！大好きなんだ！」

「変わってるんだね」

以下略

11:名無しNIPPER[sage]
2016/10/02(日) 20:39:19.24 ID:5oCGAsmaO
ま、まだみんなの弟とか兄の可能性があるから....

12: ◆/QlXfiseFw[sage saga]
2016/10/02(日) 20:41:10.69 ID:QCjAYV2K0
　今考えてみると彼の中に私に似た何かを見つけたのかもしれない。

「これはね、７ＴＰっていってね…」

　興味はなかったが拙い言葉で一生懸命に解説してくれたことがとても嬉しかった。

以下略

13: ◆/QlXfiseFw[sage saga]
2016/10/02(日) 21:04:03.12 ID:QCjAYV2K0
　とても楽しかったことを、今でもよく憶えている。あの夏の一番の思い出になった。

　でも、楽しい時間はあっという間に過ぎていった。彼の両親が迎えに来たのだ。

「じゃあね！」

以下略

14: ◆/QlXfiseFw[sage saga]
2016/10/02(日) 21:11:30.38 ID:QCjAYV2K0
　あの時、もし一歩踏み出して名前や連絡先を聞いていたら、今とは全く違った
私になっていたかもしれない、今でも時々そう考えることがある。その後、しば
らくの間は彼のことを思い出す度に、胸が締め付けられるような、切ないような
感じになった。

以下略

15: ◆/QlXfiseFw[sage saga]
2016/10/02(日) 21:18:19.73 ID:QCjAYV2K0
　その翌年、私は小学校のスポーツ少年団に入って戦車道を始めた。

　理由は２つあった。一つはその年から同級生になった少女と、一つ年上の
彼女の姉の活躍に心の底から憧れたこと。

以下略

16: ◆/QlXfiseFw[sage saga]
2016/10/02(日) 21:24:56.92 ID:QCjAYV2K0
　でも、あれ以来彼には会えずにいる。今頃どうしてるのだろうか、
今でも戦車が好きなのだろうか、思い出してそんなことを考える時も
ある。

（そういえば、迎えに来たお父さんとあの子の髪型が全く同じでちょっとおかしかったっけ、

以下略

17:名無しNIPPER[sage]
2016/10/02(日) 21:29:33.16 ID:/JGe69h80
異性に恋するエリーシャって現実世界の同性愛者なにみアブノーマルだな

18: ◆/QlXfiseFw[sage saga]
2016/10/02(日) 21:31:45.04 ID:QCjAYV2K0
まほ「おいエリカ、なにニヤニヤしてるんだ？」

エリカ「え？私笑ってました？」

小梅「思い出し笑いですか？いやらしいなあ」

以下略

19:名無しNIPPER[sage]
2016/10/02(日) 21:31:49.10 ID:qpeOB56wo
異性というかなんというか

20: ◆/QlXfiseFw[sage saga]
2016/10/02(日) 21:44:55.13 ID:QCjAYV2K0
　この後、３人掛かりで幼い頃の甘酸っぱい思い出を無理矢理白状させられた。当分の間は
これをネタにいじられると思う。こいつらいつか絶対に泣かせてやるわに。

以下略

21:名無しNIPPER[sage]
2016/10/03(月) 01:02:31.61 ID:L5WmPnggo
ラスト一文字が見えない

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