過去ログ - 鷺沢文香「へいらっしゃい」渋谷凛「待って」
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1: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2016/10/03(月) 01:07:03.98 ID:ALbUnFss0

文香「へいらっしゃい」

がちゃり、とドアノブがゆっくりと回り

凛さんが私のいる部屋、第三会議室へと入ってきたため、笑顔でそう挨拶をします。

凛「待って」

文香「何握りやしょう」

右手の人差し指と中指とを左の掌にぽんぽんと打ちつけ、シャリを握る手振りを以て注文を促します。

凛「ちょっと、待ってって」

文香「ここは寿司屋でい。寿司食わねぇなら帰ってくれ」

凛「ほんとに待って」


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2: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2016/10/03(月) 01:08:14.24 ID:ALbUnFss0

文香「どう、でしたでしょうか」

依然として困惑中の凛さんに、そう尋ねます。

以下略



3: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2016/10/03(月) 01:09:52.47 ID:ALbUnFss0

凛「役作り、難航中なの?」

文香「はい。恥ずかしながら」

以下略



4: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2016/10/03(月) 01:11:31.19 ID:ALbUnFss0

凛「で、役作り。どこまでできてるの?」

文香「オーディションの2週間前より、役作りを始め、様々なことに取り組んできましたが
   最初に行ったのはお寿司屋さんとはどのような職業であるかを調べて回りました」
以下略



5: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2016/10/03(月) 01:12:14.63 ID:ALbUnFss0

文香「まずはシャリだけで、どうぞお召し上がりください」

凛「……ありがと。ちょうどお昼まだだったから助かるよ」

以下略



6: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2016/10/03(月) 01:13:07.84 ID:ALbUnFss0

凛「文香が本気なのは分かったよ。それで、オーディションの2週間前からやってたって言うけど具体的にはいつなの?」

文香「今から2か月前ですね」

以下略



7: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2016/10/03(月) 01:14:04.16 ID:ALbUnFss0

文香「というわけでやって参りました。CGプロダクションが誇る無駄に豪華な社員食堂の厨房です」

凛「……来ちゃったね」

以下略



8: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2016/10/03(月) 01:14:45.45 ID:ALbUnFss0

凛「今日のために買ってきたの?」

文香「はい、実践してみたくて。競りに」

以下略



9: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2016/10/03(月) 01:15:27.45 ID:ALbUnFss0

文香「まずは目打ちをします」

凛「当然のように出てくる謎の道具」

以下略



10: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2016/10/03(月) 01:16:35.56 ID:ALbUnFss0

文香「水洗いした後に、熱湯でぬめりを取り、酒塩で味付けをして、火を入れます」

凛「香ばしい」

以下略



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