過去ログ - 天の原ふりさけ見れば春日なる...
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10: ◆cDyTypz3/.[saga]
2016/10/04(火) 22:39:46.95 ID:NypoJ6GT0
しかし疑問は当然あった。

扶桑「護衛艦に乗って行ったとして、まず、その護衛艦の帰還はどうなさるんですか?燃料の問題、という意味ですけど」

提督「確かギリギリ帰られるんでしたよね?」

艦長「ええ、ギリギリ」

提督「そういうわけだ」

扶桑「次に、目標地点というのはどこでしょうか?護衛艦の皆さんが危険に晒されては元も子もありません。それに、護衛艦の速度でも間に合うのでしょうか?」
提督「それは今から説明するところだ」

扶桑「申し訳ありません。お願いします」

提督「護衛艦ありあけには横須賀軍港を出港して1250kmの行程を航行してもらう。それだけ走ったところで扶桑達が艤装をつけたうえで船から降り、本格的な作戦行動に入ってもらおうと思っている」

扶桑「はい」

提督「ここからが大事なところだ。さすがにその後の600kmを最大戦速で航行しても間に合わないのだから、飛鷹、隼鷹、大鳳には敵を引き付けるという大役を買って出てもらわなくてはならない。烈風や彗星とかの混合編隊で敵を陽動し、うまく水上打撃部隊との打ち合いにもつれ込ませたいんだ」

飛鷹「陽動、ね」

大鳳「具体的な計画はどのような?」

提督「お前らも知っている通り、さすがに防空棲姫がいる手前急降下爆撃はさせない」

飛鷹「当たり前よ。初めて防空棲姫と戦ったときのこと、忘れるわけないわ」

提督「だから、水平爆撃をしてもらうことになる」

大鳳「・・・水平爆撃、ですか?」

提督「水上打撃部隊に入る空母が持つ制空戦闘機は最低限必要な量に抑えて、残りの彗星の翼下に250kg爆弾を吊るし、数撃ちゃ当たる戦法で敵に脅威が存在すると思わせてやりたいんだ」

飛鷹「それでうまくいくの?あの時のことを考えると、到底上手くいくはと思えないけど?」

提督「きっといく。レイテ沖海戦でわずかな機しかもたない空母部隊が、戦艦連中の殴り込みを助けるためにその手をとったことがあって、成功した事例がある。人間とあいつらを同じにしていいのかはわからんけど」

提督の言い分にため息をついて飛鷹が言う。

飛鷹「うまくいくって、そっちの話じゃない。被害の話をしてるのよ。最大高度を飛んでも被害は免れないわよね?」

提督「それは・・・」

嫌だと言われれば説得を試みなければならない。

そっと身構えかけたところで、飛鷹が続けて口を開いた。

飛鷹「・・・いいわよ。やるわ。でも爆弾を落としたらすぐに帰らせるから」

こんな所で嫌だなんて言ったら、赤城さんに顔を合わせられないもの、と付け加える。

提督「その点はそっちに完全に任せる。落とすだけ落としてくれれば脇目も振らずに全速で引いてくれ」


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