過去ログ - 天の原ふりさけ見れば春日なる...
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18: ◆cDyTypz3/.[saga]
2016/10/04(火) 22:53:56.13 ID:NypoJ6GT0
一五一一。横須賀軍港埠頭。

艦娘達の装備確認を終え、整列する前に提督は立った。

時間がない。訓示は最小限。

提督「皇国の興廃この一戦に在り、各員一層奮励努力せよ!」

了解!、威勢のいい返事が軍港に轟いた。



一七〇九。太平洋上。

白露「提督のあの訓示かっこよかったねぇ」

加賀「提督だもの」

白露「加賀さんの隙のない突っ込み・・・」

隙を感じさせない速度の加賀の突っ込みに白露が戦慄する。

なおも時雨と話す白露の声を聞きながら、加賀は赤城に視線を向けた。

加賀「赤城さん、大丈夫ですか?」

赤城「・・・うん、大丈夫」

これから自分の部下達が、自分等の手の届かない場所へ行ってしまう。その不安を抑えるので、さっきの作戦会議中は一杯一杯だった。

加賀「大丈夫です。きっと彼らなら無傷で戻ってきて見せます」

赤城「それを疑ってるわけじゃないんです。ただ、そうですね・・・、嫉妬なのかもしれません」

加賀「嫉妬、ですか?」

赤城「知りもしない人達に、私たちの烈風を整備されちゃうんですよ?こう見えて私は結構独占欲が強いですから、そういうのはちょっと許せないんです」

加賀「その欲は私にも適用されるときがくるのでしょうか」

赤城「え、どういう意味ですか?」

加賀「・・・いえ、なんでもありません」



一方。補給艦隊。

速吸「ぐぇぇ、重いです・・・」

五月雨達にとっては巡航速度でも補給艦の速吸にとっては全力疾走。なかなか辛いらしい。

五月雨「頑張りましょう、補給さえ終えればゆっくり南鳥島まできてくれればいいですから」

速吸「でもそれって道中私一人になるってことですよね!?嫌ですよぉ、嫌です!」

五月雨「じゃあ頑張って走ってください」




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