過去ログ - 瀧「君の、名前は――」
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25:名無しNIPPER[saga]
2016/10/04(火) 20:17:47.93 ID:6BNWGd8K0
そんな事ある訳ない、と紙パックの野菜ジュースをパンパンになった袋にどう詰めようか迷っていると……

あっ、でも一つだけ分かるかも、とお母さんは言った。

何? 

最近、ちょっと気になる男の子でも出来た?

は、はぁ? と思わず大声を上げてしまった。

静かに、それと野菜ジュース、潰れちゃうわよ。

とお母さんに指摘されて自分が手に力を入れていた事に気がつく。

多少変形してしまった野菜ジュースを乱暴に袋に突っ込む。顔が赤くなっているのが自分でも分かった。

で、どうなの? 相手はどんな子?

お母さんが興味ありげにそう聞いてくる。

べ、別に、そんなのいないよ、ていうか、こんな大勢人がいる所で、そんなの聞かないでよ。と私は言う。

これでも思春期、色々と恥ずかしい年頃なのだ。

それもそうね、ごめんなさい、と言うと、お母さんはすぐにその話題を打ち切った。

若いっていいわね〜と、最後に一言、余計な事を言いながら。


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