過去ログ - 芳乃「黄昏の帰り道を、そなたと二人で」
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3: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/10/04(火) 20:13:57.00 ID:X90mnw8p0
ガタンガタン、と最初の電車が通り過ぎましてー。

なんとなく目で追いますが、面白きものは何も見つからずー。

次いで、二つ目の電車が通り過ぎましてー。

今度は目で追わず、ほうと正面を見据えていましてー。

……。

電車が踏み切りを越えた後、前方遠くに人の姿が見えましてー。

わたくしには、それがかの者に見受けられたのでしてー。

もう少しよく見て確かめたいと思ったのですがー、三つ目、四つ目の電車が流れるように踏切を通りますー。

その間、わたくしは対岸が見えず、なんともむずかゆい気持ちを味わったのでしてー。

……。

やがて、四つ目の電車が姿を消し、踏切がその腕をあげますればー。

確かにわたくしの知るかの者が、対岸に立っていましてー。

……なるほど、わたくしの先ほどの直感はこの逢瀬を示していたのでしてー。


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