過去ログ - 勇者「救いたければ手を汚せ」短編
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34:名無しNIPPER[saga]
2016/10/11(火) 20:49:21.49 ID:Jom1H9FLO
精霊「分かればいいのよ」
精霊「ハァ…要らぬ言葉で、私を刺激するのは止めて頂戴。とっても疲れるから」
白猫「(命拾いした。勇者と彼女の関係には、金輪際口出ししない方が良さそうだ)」
精霊「もう話すこともないし、そろそろ行ってもらうわ」
白猫「一つだけ聞かせてくれ。何故、私を?」
精霊「……条件が揃っていたからよ」
精霊「勇者に異常なまでの恋慕の情を抱き、自らの命すら捨てる覚悟のある者」
精霊「加えて、幾らかの繋がりも持たない者。要するに、使い勝手のいい命……」
精霊「どう考えても、あなたしかいないでしょう?」
白猫「私の愛を認めてくれていると、そう解釈してもいいのか?」
精霊「前にも言ったけれど、否定はしないってだけよ。認めるなんて言ってないわ」
精霊「それと、あなたが何を企もうと勝手だけど、やり直しは一度きり。次はない」
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