過去ログ - 勇者「救いたければ手を汚せ」短編
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51:名無しNIPPER[sage saga]
2017/01/16(月) 21:26:17.41 ID:8bGDI2cbO

【西部混乱治癒師編】

院内に元素陣を描き対策をしていたが、さほど強力なものではない為に侵入を許す。

陣によって阻まれるのを理解したオークたちは壁を破壊して侵入。

治癒師は重篤患者用の病室に身を隠し、部屋の片隅で息を潜めていた。

其処へ一体のオークが現れるが、治癒術用の元素供給陣を起動させ消滅させる。

しかし後続のオークに対処することは出来ず、万事休すとなる。

が、そこへ店主が現れオークの頭蓋を斧で粉砕。治癒師は九死に一生を得る。

店主は治癒師の手を引き医療所を出る。

地下道へと逃げ込もうとするが、背後から鋸で切り裂かれ、店主は重傷を負ってしまう。

店主に「俺を置いて先に行け」と言われるも、治癒師はこれを頑なに拒否。

その場で店主の治癒を始めるが、あたりにはオークが群がっていた。

それでも治療を止めない治癒師。彼以外を見ようとしない。

】】】】】
「あなたが死んでしまったら、生き延びても意味がない。あなたを亡くした悲しみを背負っていけるほど、私は強くありません」

「俺は救えた命を見捨てた。人を見殺しにするような奴だ。救う価値などない」

「例えそうだとしても、それがあなたを見捨てる理由にはならない」

「見捨てた彼ら彼女らに死ぬべきだと言われても、地獄に堕ちるとしても『私は』あなたに生きて欲しいんです」

「医者としてではなく一人の人間として、あなたには生きて欲しいんです」
】】】】】】

傷が塞がり起ち上がろうとするも、オークはすぐそこに迫っていた。

周囲に逃げ場はなく、死が過ぎる。

銃声が響き渡る。部下率いる部隊がオークを殲滅し、束の間の安堵。

大型のオークが現れ部隊を蹂躙。

元素弾を左胸部に命中させるも肉に阻まれ撃ち抜くことは出来ない。

そこへ、黒衣を着た何者かが現れる。攻撃が頭部を掠め露わになった燃えるような赤髪。

彼女は袖から刃を出し、大型オークの左胸部から魔核を引き摺り出し、握り潰す。



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