8:名無しNIPPER[sage]
2016/10/05(水) 15:43:18.47 ID:5OPoj0/6O
ことりと二人きり。
しばらく、静かな時間が過ぎていきました。
このままずっと、ここでこうしていたいとさえ思いました。
9:名無しNIPPER[sage]
2016/10/05(水) 15:44:54.94 ID:5OPoj0/6O
ことりと手をつなぐなんて、何年ぶりでしょうか。子供のとき以来です。
ことりの手のぬくもりが私の左手に伝わってくるのがわかります。
いつも笑顔を崩さないことりが、少し恥ずかしそうな表情を浮かべて。
10:名無しNIPPER[sage]
2016/10/05(水) 15:46:18.70 ID:5OPoj0/6O
「海未ちゃん……」
ことりは目を少し潤ませて、視線を下に向けて何か言いたげに
「海未ちゃん…あのね」
11:名無しNIPPER[sage]
2016/10/05(水) 15:47:52.38 ID:5OPoj0/6O
目を覚ますと、見慣れた天井。
12:名無しNIPPER[sage]
2016/10/05(水) 15:49:12.73 ID:5OPoj0/6O
今日は朝練がないので以前のように3人で集合して学校へ行きます。
私が集合場所につくと、既にことりがいました。
ことりは私をみつけると、一瞬目をそらした気がしましたがいつものように
13:名無しNIPPER[sage]
2016/10/05(水) 15:50:41.12 ID:5OPoj0/6O
不意に、ことりは私の左手に触れてきました。
でも、私の左手の指にことりの右手の指先が一瞬触れただけです。
「海未……ちゃん」
14:名無しNIPPER[sage]
2016/10/05(水) 15:51:37.54 ID:5OPoj0/6O
おわり
15:名無しNIPPER[sage]
2016/10/05(水) 15:54:41.17 ID:4BRRPZVSO
せつない
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