過去ログ - 渋谷凛「冷蔵庫に入れてあったはずのプリンがない」
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11: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2016/10/06(木) 01:21:26.28 ID:+hfZpNLO0

お店の中は、おしゃれな感じで、プロデューサーも大人なんだな、って思った。

まぁ当たり前なんだけど。

プロデューサーが、アテンドしに来た店員さんに何かを伝えると、
店員さんは「そういうことでしたら」と奥の個室へ通してくれた。

たぶん、素性を伝えたんだろう。お店としても芸能人が来てる、と騒ぎになったら迷惑だろうし。

その個室で、ぱらぱらとメニューを捲りながら、「ピザはどれにする?」だとか。
「パスタは別々のを頼んで、シェアしようか」だとか話し合っていると、
こんこん、と個室のドアを叩く音が聞こえて、店員さんがやってきた。

「ワイン、お出ししますか?」

「いやぁ、今日は車でして…それに仕事なので」

仕事、と聞いて少しムッとしてしまう。

デートではないのは確かだけど、この食事も仕事とは思いたくはないからだ。

「失礼いたしました。ご注文の方、お決まりでしょうか?」

「んー。また後で呼びます」

「かしこまりました。お決まりになりましたらそちらのボタンを押してお呼びくださいませ」

ぺこり、と丁寧におじぎをして店員さんは去っていった。

「プロデューサー、ここよく来るんだ」

「なんで?」

「ワインがどうとか、って」

「ああ。キープしてるだけだよ。知り合いの店でさ、ここ」

「ふーん」

プライベートで来る場所に連れてきてくれたのは、少し、うれしい。



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