過去ログ - 渋谷凛「冷蔵庫に入れてあったはずのプリンがない」
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◆TOYOUsnVr.
[saga]
2016/10/06(木) 01:23:11.34 ID:+hfZpNLO0
店員さんを呼んで、注文を伝えてから、料理が来るまでの時間は空腹のせいか、すごく長く感じられて
ほかほかと湯気を出しながら、運ばれてきた料理に思わず「わぁ」と声を上げてしまった。
私のそんな、恥ずかしい一瞬をプロデューサーが見逃すはずもなく、
にやにや笑って、「食べようか」と言った。
今は言い返すより、お腹が空いた。だから否定せずに、そのまま手を合わせる。
「うん。いただきます」
「いただきます」
フォークでくるくるとパスタを巻いて、口の中へ。
どろっとした濃厚な蟹のクリームソースをたっぷり纏ったリングイネの楕円形の麺。
「おいしい……」
口からこぼれた感想は無意識だった。
「そりゃ、よかった。カルボナーラもどうぞ?」
依然としてにこにこ顔のプロデューサーは、自分が食べるより先に、小皿に取り分けてくれていて
少し、自分の食い意地が恥ずかしくなったけど、それはそれ。
渡してくれた小皿のカルボナーラを、フォークで巻き取り、ぱくり。
麺はフェットチーネで、ボリュームがあって、私の蟹のクリームソースパスタとはまた違ったおいしさだった。
ご飯は誰かと食べる方がおいしい、って言うけど、こういう理由もあったりするんだろうか。
そんな感じで、お互いがパスタを半分くらい食べ終えた頃、満を持してクアトロフォルマッジがやってくる。
スライサーで切り分けて、小瓶に入った、蜂蜜を万遍なくかけて、準備は完了。
6等分した内の一つを切り離すと、チーズがびよーんと伸びる。
それをもう一方の手で受け止め、口へと運ぶと、口いっぱいにチーズのしょっぱい感じと蜂蜜の甘さが広がって
もう、幸せって感じで、直感を大事にしてよかった、と心の底から思った。
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