過去ログ - 【モバマスss】「私はママが、大嫌い」
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1: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/10/08(土) 19:42:42.00 ID:TMPHh8lf0
※ アイドルの子供視点がメインのお話です。苦手な方は、ご注意を。
===
1.

 突然ですが、私はママが嫌いです。
 だってママは、パパが居なくても平気だから。

 パパのいないお家は、私と、ママの二人だけじゃとっても広くて。
 たまにママのお友達が遊びに来たときだけ、私のお家は、少しだけ、賑やかになるんです。

 ……それ以外は、いつも静か。

「あっ、お帰りなさい」

 学校から私が戻ると、ママはいつも、玄関まで迎えに来ます。
 私は、「ただいま」なんて言ってないのに、ドアの開く音で、きっと私が帰って来たことに気づくんです。

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2: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/10/08(土) 19:44:33.23 ID:TMPHh8lf0

 キッチンからエプロン姿でやって来た、ママの手にはお玉が握られていました。
 多分、お夕飯を作っている途中だったのでしょう。

「あのね、今日のご飯なんだけど、今日はいつもよりもちょっと豪華な――」
以下略



3: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/10/08(土) 19:46:47.11 ID:TMPHh8lf0

 学習机の上にランドセルを置くと、ふと部屋に置かれた、姿見に映った自分と目が合います。

「むぅ……」

以下略



4: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/10/08(土) 19:48:13.37 ID:TMPHh8lf0
===

 遊びに行くための荷物を持って玄関を出ると、私は、家の近くにある公園へ。

 中には、噴水や花壇の他に、ブランコやジャングルジムなんかの遊具がいくつかあって。
以下略



5: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/10/08(土) 19:49:58.12 ID:TMPHh8lf0

「あっ、むーちゃんやっと来た!」

 私が、そんな公園の入り口に姿を見せると、既にやって来ていた、
 見知った顔の女の子がそう言って、私においでおいでと手招きしました。
以下略



6: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/10/08(土) 19:51:22.13 ID:TMPHh8lf0

「ところで、リツ君はまだ来てないんですか?」

「そーなんだよねー、今日こそ絶対に勝ってやる! なんて言ってたのに」

以下略



7: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/10/08(土) 19:52:13.41 ID:TMPHh8lf0
>>6訂正
×ミヨちゃんはそう言うと、額に手を当てて、公園の中をキョロキョロ。
○ミヨちゃんはそう言うと、額に手をかざして、公園の中をキョロキョロ。



8: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/10/08(土) 19:53:21.42 ID:TMPHh8lf0

「へへっ、お前らの驚く顔が見たくってさ、こっそり隠れてたんだ! ……参ったか!」

 ……何が、参ったのでしょうか? 

以下略



9: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/10/08(土) 19:54:31.85 ID:TMPHh8lf0

「帰り道がダメなら、あんただってやっぱりダメじゃない! そんな、ランドセルなんてしょっちゃって!」

「俺のは、家が遠いってハンデだからいーんだよっ!」

以下略



10: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/10/08(土) 19:55:49.56 ID:TMPHh8lf0

「わ、私としては……そのぉ……」

「勿論、親友の私だよね!」

以下略



11: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/10/08(土) 19:57:12.39 ID:TMPHh8lf0
===
2.

 とにもかくにも、三人が揃ったということで。
 私たちは公園を出ると、目的の場所に向かって街の中をテクテクと歩き出しました。
以下略



12: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/10/08(土) 19:58:19.13 ID:TMPHh8lf0

「あんた、学校に眼鏡持ってってたの?」

 するとミヨちゃんが、顔をしかめ、問い詰めるようにリツ君を見ます。

以下略



13: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/10/08(土) 20:00:04.70 ID:TMPHh8lf0

「ただ……リツは眼鏡の噂、知らないんだなぁ、と思ってさ」

「め、眼鏡の噂?」

以下略



14: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/10/08(土) 20:01:27.91 ID:TMPHh8lf0

「何処からともなく……『まぁまぁ眼鏡どうぞ』……『まぁまぁ眼鏡どうぞ』……って」

「め、眼鏡どうぞ?」

以下略



15: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/10/08(土) 20:03:12.98 ID:TMPHh8lf0

「――だから、眼鏡は学校に持ち込まない! 外遊びにも使わない! 
 寝る時もお風呂の時も、眼鏡をかけたままになりたくなかったら……私の偉大なるマザーから聞いた話は、これでお終い」

 けれど、一緒に話を聞いていたリツ君は、最初こそビックリしたような顔をしていたのに、
以下略



16:運営終了は犯罪[sage saga]
2016/10/08(土) 20:04:23.67 ID:Y6lPZEma0
イケメン金髪王子須賀京太郎様に処女膜を捧げるモバマス未だですか


17: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/10/08(土) 20:04:26.10 ID:TMPHh8lf0

 今度は、私とミヨちゃんがキョトンとする番です。

「それ、誰から聞いた噂なんですか?」

以下略



18: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/10/08(土) 20:05:46.64 ID:TMPHh8lf0

 ……そんな風に、謎の上条さんについての噂話で盛り上がりながら歩いていると、
 いつの間にか私たち三人は、当初の目的地へとやって来ていて。

「今日もいるかな?」
以下略



19: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/10/08(土) 20:07:16.74 ID:TMPHh8lf0

「……よし! 仕方がないなぁ」

 するとミヨちゃんが、玄関脇に置かれていた牛乳受けを手でずらし、

以下略



20: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/10/08(土) 20:09:29.04 ID:TMPHh8lf0

「こりゃあれだね。居るね、中に」

「よし、だったら俺も手伝おう」

以下略



21: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/10/08(土) 20:11:21.57 ID:TMPHh8lf0
===

「あの、じゃあお邪魔しますね」

「お邪魔するならさぁ、早めに帰って良いからねぇ」
以下略



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