226: ◆8TImjtGSKs[saga]
2017/01/12(木) 01:55:30.50 ID:d+qEmJMTO
千歌ちゃんは梨子ちゃんと一緒に、食堂から出て行ってしまった。
私はダイヤさんと一緒に、二人を追う。
227: ◆8TImjtGSKs[saga]
2017/01/12(木) 01:56:24.22 ID:d+qEmJMTO
――――海岸。
ダイヤ「居ましたわ、船の方!」
228: ◆8TImjtGSKs[saga]
2017/01/12(木) 01:57:16.91 ID:d+qEmJMTO
千歌ちゃんたちは、私たちに見えるように船室へ入っていった。
一応の護身用に、キッチンから包丁をもらって来ている。
私たちもドアを開けて、船室に入った。
229: ◆8TImjtGSKs[saga]
2017/01/12(木) 01:58:22.02 ID:d+qEmJMTO
一緒に船室にいるはずの梨子ちゃんが見当たらない。
けれど、私たちが一番目を疑ったのはそこではなかった。
230: ◆8TImjtGSKs[saga]
2017/01/12(木) 02:00:08.53 ID:d+qEmJMTO
曜「……そっか。千歌ちゃんと梨子ちゃんが手を組んでたなら、ルビィちゃんはここにいるって考えるのが自然だったんだね」
千歌「ぴんぽーん。共犯関係っていうのかな、あれをあまり知られないようにほとんどのやり取りはメールや電話だったしね」
ダイヤ「……千歌さん、せめてルビィから離れてください」
231: ◆8TImjtGSKs[saga]
2017/01/12(木) 02:02:05.06 ID:d+qEmJMTO
曜「(扉の閉まる音……まさか!) ダイヤさん危ない!」
ダイヤ「――――え?」
232: ◆8TImjtGSKs[saga]
2017/01/12(木) 02:03:43.85 ID:d+qEmJMTO
千歌「これで邪魔はいなくなったね。ありがとう梨子ちゃん」
梨子「……ええ」
千歌「それじゃあ曜ちゃん、一緒に来てよ」
233: ◆8TImjtGSKs[saga]
2017/01/12(木) 02:04:58.29 ID:d+qEmJMTO
――――船尾。
千歌「やっと3人になれたね」
234: ◆8TImjtGSKs[saga]
2017/01/12(木) 02:06:14.77 ID:d+qEmJMTO
曜「『りこちゃんはよしこちゃん』ってね。最初はまるで意味が分からなかったけれど、しばらくして気づいた」
曜「多分、睡眠薬に耐えながら必死で打ったんだと思う」
千歌「それだけ? それじゃあ梨子ちゃんが犯人だってことには気づけても、私にはたどり着けないじゃん」
235: ◆8TImjtGSKs[saga]
2017/01/12(木) 02:07:10.58 ID:d+qEmJMTO
梨子「だから千歌ちゃんも犯人なんじゃないか、って考えたのね」
曜「……うん。そう考えると、辻褄が合うような気がして」
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