過去ログ - 千歌「私たちはその島で」
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269: ◆8TImjtGSKs[saga]
2017/01/18(水) 02:14:38.88 ID:J+zDmX7qO
千歌「逃げたかった。何もかも放り投げて、どこか遠くに行きたかった」

千歌「でも……『曜ちゃんと一緒に何かをやりたい』って……『今度はやめない』って……」

千歌「まるで呪いにかかったみたいに、逃げられなかった!」


270: ◆8TImjtGSKs[saga]
2017/01/18(水) 02:16:10.33 ID:J+zDmX7qO
千歌「だから、みんなを殺すしかなかったの!」

千歌「そうすれば、私はまた逃げられる。またやめることが出来る」

千歌「“桜内梨子”ちゃんも、いっぱい殺して、それで今度こそ満足していなくなるかも知れない」
以下略



271: ◆8TImjtGSKs[saga]
2017/01/18(水) 02:17:58.80 ID:J+zDmX7qO

グサッ



以下略



272: ◆8TImjtGSKs[saga]
2017/01/18(水) 02:21:13.94 ID:J+zDmX7qO
千歌ちゃんは、「なんで?」といった顔をしていた。

そのお腹には、梨子ちゃんの持っていたナイフ。

今、それを持っているのは……私。
以下略



273: ◆8TImjtGSKs[saga]
2017/01/18(水) 02:22:02.46 ID:J+zDmX7qO
曜「もういい、いいんだよ、千歌ちゃん」

千歌「よう、ちゃん……」

曜「ごめんね、私がもっと早くに気づいてあげられたら」
以下略



274: ◆8TImjtGSKs[saga]
2017/01/18(水) 02:23:47.72 ID:J+zDmX7qO
曜「昨日の電話、さ」

曜「あのときはまだ、犯人だってことを隠さなきゃいけなかったんだろうけど」

曜「あれは……千歌ちゃんなりのSOSだったんだよね?」


275: ◆8TImjtGSKs[saga]
2017/01/18(水) 02:24:56.86 ID:J+zDmX7qO
千歌「…………あはは」

千歌「やっぱり、かなわないなあ……」


276: ◆8TImjtGSKs[saga]
2017/01/18(水) 02:25:59.37 ID:J+zDmX7qO
――――船べり。


今、この船は海の上だ。

以下略



277: ◆8TImjtGSKs[saga]
2017/01/18(水) 02:27:02.62 ID:J+zDmX7qO
梨子「……本当にいいの?」

曜「梨子ちゃんだって」

千歌「…………」
以下略



278: ◆8TImjtGSKs[saga]
2017/01/18(水) 02:29:36.80 ID:J+zDmX7qO
梨子「じゃあ」

曜「せー、のっ!」


以下略



279: ◆8TImjtGSKs[saga]
2017/01/18(水) 02:30:54.42 ID:J+zDmX7qO
(できれば、やめたくなかったなあ……)

(むこうの世界にいけば、みんなとまた、踊れるのかな……)


以下略



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