過去ログ - まゆ「お願いですから、目を開けてください、Pさん……」
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名無しNIPPER
[saga]
2016/10/09(日) 02:08:18.41 ID:+6qnONHr0
まゆ
「お帰りなさい、Pさん。今日も一日、お疲れさまでした。鞄、お持ちしますね。
え、どうしてまゆがここにいるのかって? そんなの決まってるじゃないですかぁ。Pさんのお世話をするためですよ?
明日は久しぶりのオフですよね。ですから、Pさんがしっかりお休みできるように、まゆがしっかりサポートするんです。
ちなみにお洗濯とお掃除は済ませておきました。晩ごはんも下ごしらえは済んでいますから、お風呂から上がったらすぐに用意できますよ?
……え、玄関の鍵ですか? 普通に開けましたけど。ええ、まだ合鍵はもらっていませんので、まゆが自分で複製しました。ディンプルキーでしたから、ちょっと苦戦しましたけど……愛さえあればそこまで難しいことではありませんから。
没収ですか? 仕方ありません。はい、これが複製した鍵です。そんな、よく出来てるだなんて……もう、ほめてもおかずが増えたりなんかしませんよ?
どうしたんですか、そんな不思議そうな顔をされて。あ、もしかして鍵を渡したくないって、まゆがわがままを言うと思ったんですか? もう、いくらPさんが大好きでも、まゆだって常識は弁えてるつもりですよぉ? まゆだって、本当ならこんな手段は使いたくなかったんです。自分で作った鍵と、Pさんからお預かりした合鍵じゃあ、きっと玄関を開けるときのドキドキが全然違いますから。
でもまゆがお世話をしたいと正直に言っても、Pさんはお家に入れてくれないでしょうから、仕方なくこうしたんです。なぜって……わかりませんか? 最近のPさんが疲れているせいで、事務所の空気がおかしなことになってるからですよぉ? 身に覚え、ありますよねぇ?
うふふ……実はまゆ、ちょっと怒ってるんですよぉ? 抱きしめてほしいのなら、まゆがいくらでも抱きしめてあげるのに……Pさんはまゆ以外の女の子ばかり……うふふふふ。それはともかくとして、ですね。まゆはPさんの疲れを根本的に解決するために、こうしてここにいるんです。
ええ、わかってくれてとっても嬉しいです。それでは、お風呂へどうぞ。まゆが浴槽からタイルの溝までぴかぴかにしておきましたら、ゆっくり湯船に浸かってきてくださいね。
……どうでしたか、湯加減は。ふふっ、いいです、答えなくても。さっぱりしたお顔をしていますから。さ、夕飯にしましょう。
献立はずいぶん悩んだんですが、やはり連日の残業でお疲れでしょうから、胃腸への負担を考えて軽いものにしました。ただ、まゆの料理の腕前を披露するせっかくの機会ですので、焼き物、和え物、煮物にお味噌汁と、箸休めの浅漬けを作らせてもらいました。さ、温かいうちに召し上がってください。
え、まゆですか? まゆには、まゆの手料理を頂くプロデューサーさんを観察するという使命がありますので、どうぞお構いなく。ふふっ。
……はい、お粗末様でした。美味しそうに食べてもらえて、まゆもお腹いっぱいになりました。洗い物をしますので、ほうじ茶を飲んでゆったりとしていてください。あ、テレビやスマートフォンはダメですからね? 寝る前なんですから、目への刺激は極力避けてください。
……よし、洗い物も終わったし、あとはPさんとすこしだけおしゃべりして、帰るだけ……あら、Pさん? もう、ダメですよ? こんなところで寝ちゃったら。ほら、ベッドに行きましょう? 枕カバーもシーツも掛布もまっさらに洗濯してありますから……ほら、Pさん、しゃんとしてください。肩を貸しますから、立ってください。
もう、何を言ってるかさっぱりわかりませんよぉ? ベッドまですぐなんですから、頑張ってください。ほら、こっちですよ。あと一メートルちょっとでぐっすりと寝れますから、ここで寝ないでくださ……え、あの……Pさん? Pさん……? えっ、本当に寝て……!? さ、さすがにまゆの力じゃ支えきれな、っ!
――ぼふん。
……あの、Pさん。えっと……あの、起きてください。これは……だ、ダメです。あの、Pさんにベッドに押し倒された格好になってるので……ほ、本当にダメなんですけど……お、起きてくださいよぉ……これ、ダメなやつですからぁ……まゆがダメになっちゃうやつですからぁ……!」
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