過去ログ - エリカ「入れ替わってる……!?」 みほ「貴女の名は」
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693:名無しNIPPER[sage]
2017/02/11(土) 03:03:33.88 ID:hwY4W5lco

だが――――

エリカ「それがどうしたっていうのよッッ」

ああ、ああ、認めるさ。認めてやるとも。

あの子は強い。私にはなく、隊長にすら無い力を持っている。

認めたくない事実だけど。認めたくない力だけど。

でも確実に、彼女には理解しがたいほどのカリスマ性があるのだ。

優花里『来ました!』

さっき、KV2を撃破する直前、砲手に声をかけたように。

粘って負けた車輌の面々と交わした言葉のように。

あんな優しく気遣いのためのやり取りは、私には無理だ。

いや、きっと、黒森峰の全員に無理だ。

出来て当たり前のことなんて、失敗したら責めこそすれど、それをやるためのアドバイスなんてないし、失敗してもフォローなんてしない。

脱落者を労うくらいなら眼の前の敵を叩き潰すことに集中する。

あの子の行動では、黒森峰の副隊長も西住流の後継者も務まるまい。

みほ「撃ち方用意!」

それに、勝利の瞬間を自らの引き金で、というエゴがないのも強い。

そうなれるとは、思わないけど。

でも、もしその生っちょろいスタイルで、プラウダに勝つようなことがあれば。

あのエゴ丸出しで、全て一人で仕切り、圧倒的なパワーを誇る連中を上手く使役するカチューシャが、真逆の存在であるあの子に敗れるようなら。

あの子が――西住流の対局の存在として、決勝の場に、現れてくれるなら。

エリカ「……変ね、まったく」

エリカ「あの子は嫌いだし、ナメてるところなんて嫌悪すらしているはずなのに」

ズドォォォォォォン

エリカ「どうしてこんなに――――胸が高鳴るのよ」


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