過去ログ - エリカ「入れ替わってる……!?」 みほ「貴女の名は」
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827:戦車の云々は全部ふわっとした適当なロジックで展開されてます、ご了承下さい[saga]
2017/04/29(土) 05:30:14.78 ID:KrR5eLL/o

エリカ「……」

エリカ「私の指揮じゃ、悔しいけど、混乱から立ち直らせることは出来そうにない」

エリカ「出来るのは被害を減らすことだけ」

ローズヒップ「このまま押し切ってやりますわよ!」

ローズヒップ「そーすれば、圧倒的に有利に――」

エリカ「ここの攻防じゃ勝てそうにないうえに、本丸の壊滅だって早々容易くはないでしょうね」

エリカ「やりあえば負ける気はしないけど、でも瞬殺が出来るような相手じゃあない」

エリカ「だけど」

ローズヒップ「……え?」

ローズヒップ「そ、それマジですの!?」

エリカ「外殻部分に一撃を入れるくらい、隊長ならしてくださる」

エリカ「本当は、忌々しいダージリンとの戦いに専念させるのが私の仕事だったけど……」

エリカ「事情を話せば、私の願いを聞き入れてくださる度量が、あの人にはある」

ローズヒップ「やっばいんじゃないですの!?」

ローズヒップ「相手のエースが本陣に雪崩込んでくる前に援護を――」

エリカ「そうよねえ、そうなるわよねえ」 ニタァ

エリカ「どこかが切り崩されて隊長が危険となったら、忠実なシモベなら助けに行かざるを得ないわよねえ」

エリカ「単身突っ込んでくるくらい実力に自信があって、駆けつけられる技量があるなら尚更」

エリカ「……所詮外殻一枚削った程度で、ここから隊長は長々やりあう羽目になる」

エリカ「でも――たった一言、襲われた部隊が壊滅しそうな胸を全体に通信してくれればいい」

エリカ「そこそこの脳みそと行動力と忠誠心があるなら、隊長の指示が来る前に、そこを目指そうとする――」

ズドム

ローズヒップ「うぎゃあ!?」 シュポ

エリカ「……自力じゃどーにもできなくても、隊長が道を切り開いてくれる」

エリカ「隊長なら、奇策に出ずとも、真っ向から切り崩してくれる」

エリカ「私は隊長の勝利を、揺るがぬ心で信じていればいい」

小梅「奇策に片足突っ込んでるような気もするけど……でも、うん、いいんじゃないかな」

エリカ「アンタに言われたくないわよ」

エリカ「……自力で倒すのを諦めるなんて逃げみたいな真似、したくはなかったのだけど」

小梅「現実から目を背けるより、自分に出来ることを受け入れた今の方が、”逃げてない”って感じがするけど」

エリカ「……何言ってんだか」

小梅「溺れて死にかけて以降、ちょっとポエミーなのです」 フフ

エリカ「いいから行くわよ」

エリカ「こっちも犠牲が出たけど、相手の小隊長格は潰したし」

エリカ「コイツの速度にやや遅れているであろう連中から順繰り叩き潰して、隊長の援護に行くわよ!」


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