12: ◆K27FRRVqmQ[saga]
2016/10/12(水) 18:36:18.54 ID:KohKIjyCO
ぽこぽことお湯が沸騰する音に気づいて、はっと現実に引き戻された。
カップを買ってからもうだいぶ経つし、乃莉ちゃんと2人で使ったことだって何度もある。
それなのに、どうして今日はこんなことを思い出したんだろう?
ティーバッグに沸かしたてのお湯を注ぐと、紅茶のいい香りが辺りに漂いはじめた。
なずな「乃莉ちゃーん、お砂糖とミルクはー?」
乃莉「んー、いいや。お菓子あるし」
なずな「うん、私もなしにしようかな」
ティーバッグを軽くゆすってから取り出す。紅茶の香りがまた強くなった。
2つのカップを持っていき、銀色のほうを乃莉ちゃんに差し出した。
乃莉ちゃんが紅茶を一口すする。
乃莉「さんきゅ。なんか口の中が甘くなっちゃって」
なずな「私もー」
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