過去ログ - 【ガルパン】沙織「フリータイムにしといてよかったじゃん」【まこさお】
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1: ◆5VAWS6au0Y[saga]
2016/10/14(金) 15:17:10.20 ID:La0VzJq+0
前回
【ガルパン】麻子「ファーストキスがベロチューだった」【まこさお】
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麻子「はあー・・・っ」

沙織「雪降りそうなほど寒いね」

麻子「雪にはまだ早いだろ・・・、でもたしかに。ここ数日で、ぐっと寒くなった」

沙織「空白いね」

麻子「うん」

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2: ◆5VAWS6au0Y[sage]
2016/10/14(金) 15:18:51.83 ID:La0VzJq+0
麻子「次の寄港でまたおばあの所に行く」

沙織「ついていっていい?」

麻子「それはいいけど・・・せっかくの寄港だぞ。お前も予定があるんじゃないのか」
以下略



3: ◆5VAWS6au0Y[saga]
2016/10/14(金) 15:19:48.80 ID:La0VzJq+0
麻子「ちゃんと三食とも食べてるんだけどな・・・」

沙織「いやー、食べてるけど量が少なすぎなんだよ。何だっけ・・・、朝が食パン1枚で、お昼が素うどんで、夜が食パン1枚。・・・って全部炭水化物じゃんか」

麻子「お腹が空かないんだから、仕方ないだろ・・・」
以下略



4: ◆5VAWS6au0Y[saga]
2016/10/14(金) 15:20:51.28 ID:La0VzJq+0
沙織「ま、でもおばあから直々に麻子の専属栄養士に任命されたからには、その少食を治してみせるからね」

麻子「まあ、助かるんだが・・・、少食は治さなくてもいいんじゃないか。金もかからなくていいし」

沙織「おばあからよろしく頼むって言われちゃったもん」
以下略



5: ◆5VAWS6au0Y[saga]
2016/10/14(金) 15:22:01.34 ID:La0VzJq+0
麻子「・・・あれから一ヶ月か・・・」

沙織「もう、だいぶ寒くなってきたね。コート無しじゃ辛いよ」

麻子「うん・・・」
以下略



6: ◆5VAWS6au0Y[saga]
2016/10/14(金) 15:23:08.85 ID:La0VzJq+0
麻子「ん・・・、校門に風紀委員がいる」

沙織「あれ? まだ遅刻じゃないよ?」

麻子「きっと抜き打ちの持ち物検査か何かだろう・・・、特に痛い腹も無いから、今日のところは大人しく協力してやろう」
以下略



7: ◆5VAWS6au0Y[saga]
2016/10/14(金) 15:24:24.84 ID:La0VzJq+0
そど子「おはよう武部さん、冷泉さん」

麻子「おはようそど子」

沙織「おはよー」
以下略



8: ◆5VAWS6au0Y[saga]
2016/10/14(金) 15:24:56.26 ID:La0VzJq+0
麻子「寒くなってきたな」

そど子「そうね」

麻子「・・・ずいぶん遠くまで行くんだな・・・」
以下略



9: ◆5VAWS6au0Y[saga]
2016/10/14(金) 15:25:25.45 ID:La0VzJq+0
そど子「ではお話を聞かせ願います」

麻子「なんだここは・・・、まるで取調室じゃないか」

そど子「その通り、これからあなたにご協力いただきます」
以下略



10: ◆5VAWS6au0Y[saga]
2016/10/14(金) 15:26:27.90 ID:La0VzJq+0
そど子「最近、あなたの家から武部さんが一緒に登校してくるという声が多数寄せられているそうだけど、間違いありませんか?」

麻子「・・・・・・。それは、そうだろう・・・、ここのところ毎日、沙織が朝起こしに来てくれるんだ」

そど子「ということは・・・、武部さんは朝、冷泉さんの家に寄っているだけで、武部さんが冷泉さんの個人寮に寝泊まりしているという事実は無い?」
以下略



11: ◆5VAWS6au0Y[saga]
2016/10/14(金) 15:27:08.54 ID:La0VzJq+0
そど子「単刀直入に言うと、武部さんと冷泉さんが同棲しているのではないかという声が上がっているのだけれど。つまり、男女のように。・・・ごく一部でね」

麻子「・・・・・・。仮に沙織がうちに頻繁に寝泊まりしていても、そんなことはあり得ない・・・」

そど子「あり得ない?」
以下略



12: ◆5VAWS6au0Y[saga]
2016/10/14(金) 15:27:36.00 ID:La0VzJq+0
柚子「では質問を変えます」

麻子「小山先輩・・・?」


13: ◆5VAWS6au0Y[saga]
2016/10/14(金) 15:28:44.79 ID:La0VzJq+0
柚子「武部さんが大洗女子の集団寮に住んでいることは知ってる?」

麻子「はい」

柚子「集団寮には防犯上、出入りにカードキーシステムを採用しているのは知ってる?」
以下略



14: ◆5VAWS6au0Y[saga]
2016/10/14(金) 15:30:24.57 ID:La0VzJq+0
そど子「この一カ月、武部さんの出入時刻が、ほぼ完全に五十鈴華さんと一致したの。それで今日の持ち物検査で五十鈴さんをひっかけたら、これを持っていたわ」

麻子「沙織のカードキー・・・」

柚子「集団寮で、五十鈴さんがこっそり2枚のカードキーを使っているところが、何度も目撃されていたみたいなの」
以下略



15: ◆5VAWS6au0Y[saga]
2016/10/14(金) 15:32:19.43 ID:La0VzJq+0
麻子「それは、さっき違うと・・・」

そど子「もうバレッバレよ、バレッバレ」

柚子「ここでは隠さなくても大丈夫だよ、冷泉さん。私と園さんは知ってるし、あと会長と西住さんも気付いているけど、知ってる人はこれで全部。全員完全に秘密を守っているから、これ以上は広まらないよ」
以下略



16: ◆5VAWS6au0Y[saga]
2016/10/14(金) 15:33:28.19 ID:La0VzJq+0
麻子「・・・・・・。それで・・・、結局、つまり、私は何でここに呼ばれたんだ・・・」

そど子「つまり・・・、あんたたちのやることに文句はつけないから、やるならもっと上手くやりなさいって言いたいの。

そど子「私たち戦車道選択者の中でも、あんたたちあんこうのメンバーはVIPみたいなもんよ。どこにいても誰かが見てるのよ」
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17: ◆5VAWS6au0Y[saga]
2016/10/14(金) 15:34:42.18 ID:La0VzJq+0
麻子「・・・なんだか、とっても迷惑をかけたみたいですまない・・・。まさかそこまで気を遣ってもらうことになるとは・・・。というか会長と西住さんも知っているとは・・・」

柚子「最初に気づいたのは西住さんで、西住さんが会長に内密に直談判して、こういう流れになったみたいよ」

麻子「・・・いったいどうして気付いたんだ・・・」
以下略



18: ◆5VAWS6au0Y[saga]
2016/10/14(金) 15:36:39.18 ID:La0VzJq+0
麻子「・・・沙織も私も、今はきっと舞い上がっているんだ」

麻子「まだ高校生だし、全国大会や大学選抜戦での夢のような体験に、きっとまだ酔っているんだ」

麻子「それで、この間も、本当なら絶対に言わないようなことを言ってしてしまって、こんなことに、・・・こんな関係になってしまったんだ・・・」
以下略



19: ◆5VAWS6au0Y[saga]
2016/10/14(金) 15:37:57.86 ID:La0VzJq+0
そど子「・・・・・・」

柚子「・・・・・・」

そど子「・・・こういう時、あんたみたいなやつに向ける顔を練習しておくべきだったわ・・・」
以下略



20: ◆5VAWS6au0Y[saga]
2016/10/14(金) 15:39:20.25 ID:La0VzJq+0
麻子「・・・・・・」



麻子(きっともう授業が始まっている頃だろうが・・・、予鈴も何も聞こえなかった)
以下略



21: ◆5VAWS6au0Y[saga]
2016/10/14(金) 15:42:33.48 ID:La0VzJq+0
麻子「沙織、沙織、足早い、手ぇ痛い」

沙織「制服で行くと目立っちゃうから、私服に着替えにいったん麻子んち寄るからね」ギュー

麻子「いや、だって、これから学校が」
以下略



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