過去ログ - デレマス 千夏「目標で」唯「憧れの人」
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5: ◆HEEmBAy13Q[saga]
2016/10/14(金) 21:30:14.43 ID:6V/+lKUh0

千夏「ありがとう。それで転んだ私は、何で転んだかわからないまま起き上がってまた走り続けたの」

千夏「皆がレッスン終わった後に、居残り練習もよくしたわ」

千夏「そのせいで、七不思議の一つになっていたのを知った時は笑ったわね」

千夏「話がそれたわね。私に足りないものが分かったのは、唯ちゃん達がダンスレッスンしているのを見た時だったわ」

ありす「ダンスを見てですか? そんなに唯さんのダンスは上手かったんですか?」

千夏「いいえ。決して上手いわけじゃなかったわ。けれど、唯ちゃんのダンスには魅了するものがあったの。それはね、心から楽しんでいるの」

千夏「楽しくて楽しくてたまらない。それが確かに伝わってくるの」

千夏「唯ちゃんは忘れたかもしれないけど休憩中に聞いてみたの。どうして怒られているのに、失敗しているのにそんなに楽しそうなのかって。唯ちゃん、なんて言ったかわかる?」

ありす「わかりません……」

千夏「唯ちゃんは、『楽しくやれればそれでいいって。本当はそんな考え、注意すべきなんでしょうね。私達の仕事上、全てが楽しいと思えるのは難しいから」

千夏「でも、唯ちゃんが言った事も大事なのかもと思ったわ」

千夏「それまでの私は綺麗に、上手にやる事しか考えていなかった。楽しむことなんかこれっぽちもなかった」

千夏「その日以降、自分なりに楽しんでレッスンに臨んだらトレーナーさんに表現力が上がったって言われて驚いたわ」

ありす「凄い……」

千夏「不思議と、苦手なダンスで失敗しても前向きに考えられるようになれた。出来ない苦手って、逆に考えれば、練習すれば、努力し続けていれば出来る可能性があるって」

千夏「それからかしらね。唯ちゃんを目標にしたのは」

ありす「唯さんを目標ですか? タイプが全く違うのに?」

千夏「ええ。といっても唯ちゃんを丸ごと真似するには私のキャラ的に無理。それこそ、うわキツ案件だもの」

ありす「あ、あははは……」

千夏「楽しむだけなら才能なんて関係ない。誰よりも楽しんでやろう、ってね」



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