過去ログ - 国王「さあ勇者よ!いざ、旅立t「で、伝令!魔王が攻めてきました!!」
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452: ◆cJ/Se2MNFnrs[saga]
2017/02/11(土) 11:43:45.88 ID:bC6YCU4IO

商人「要領を得ないな。何故、魔王の動向なんてものが読める」

大僧正「読めるのではありませんよ。そうするようにしむけるのです」

商人「! まさか…」

大僧正「近々、王国建国の儀式が執り行われます。年に一度、栄光ある王国の繁栄を願う大きな祭り」

大僧正「国王陛下は、この儀式でこの地に大いなる安寧を世にもたらそうと意気込んでおられます。なんと、魔王の配下を祭りに招き、魔族との和平を訴えようと言うのです」

大僧正「誠に素晴らしい心意気、実現すればこんなにも素晴らしいことはありませんが…」

商人(………)

大僧正「魔族に恐怖を抱いた一部の兵士が、魔族に攻撃をしかけてしまっても…それもまた、致し方ないことでしょうなぁ」



戦士(な、なんだ…こいつらは、一体何の話をしている?)

女勇者「…ゲスが」



大僧正「魔族は当然応戦するでしょう。しかし人々の目には、“建国の儀式に招かれた魔族が、突如人間に牙を剥いた”…という風に映る」
?
大僧正「客人として招いている以上、敵の攻撃は王国の只中で起こるでしょう。それは、国王陛下の喉元にも届きかねない危険な刃だ。当然、人々の命も危険にさらされる」

商人「…そして、人の世は軍拡の風潮を強める。最早、国王陛下の手には負えぬほど」

大僧正「お察しの通りです。我々は、その風を受けて十字聖騎士団を中心に王国軍の強化に乗り出します」

商人「なるほどな…。それが女神教会の描いた絵というわけか」

大僧正「取引を、受けて頂けますかな?」

商人「断れば、外に控えている聖騎士がなだれ込んで来て、あたしは斬り殺すってわけかい?」

大僧正「…」ニコ…




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