過去ログ - 国王「さあ勇者よ!いざ、旅立t「で、伝令!魔王が攻めてきました!!」
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857: ◆cJ/Se2MNFnrs[saga]
2017/07/08(土) 17:06:43.97 ID:gszU3hoJ0

木竜「そうじゃな。この先、他の魔王候補からの攻撃が過激になれば、儂らが常に姫様のお側におると言うことも叶わなくなるかもしれん」

雷帝「ええ、ですから…」

木竜「――こやつに、魔人から姫様を守らせる」

雷帝「…!?」

木竜「おぬしも見ておったろう、雷帝。魔人への一撃を。子供とは思えん動きをしておった」

木竜「どうやらこの子供には、天賦の才がある。今はとても太刀打ち出来んが、長い目で見れば姫様の支えとなりうるかもしれん」

雷帝「し、しかし!」

木竜「何者にも、な。居場所は必要じゃよ。雷帝。儂はそれを先代様に与えて頂いた」

雷帝「…!」

木竜「おぬしとて、そうではないか?」

木竜「少々過酷かもしれんが…この子供が立てる場所はどうやらそう多くない。お互いが、お互いを必要とする時が来るやもしれぬ」

雷帝「………」

雷帝「分かりました」ハァ

雷帝「しかし、その子供が姫様を傷つけようとしたその時は、私は迷わず剣を抜きます」

木竜「ほっほっ。頑固だのう、おぬしも」

木竜「まあそれも良いじゃろう。魔族なら、自分の居場所は自分で勝ち取ってみせねば、な」

炎獣「…」スヤスヤ




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