過去ログ - 国王「さあ勇者よ!いざ、旅立t「で、伝令!魔王が攻めてきました!!」
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942: ◆cJ/Se2MNFnrs[saga]
2017/08/04(金) 23:01:58.39 ID:KuLxHLrA0



炎獣「…」zZZ

氷姫「…も、もう勘弁して」グッタリ

魔王「うふふふ。これで読める本が増えたぞぉ」

氷姫「…」

氷姫「あんた、勝手に蔵書室に忍び込んで冥王様の書物漁ってたわけ?」

氷姫「とんだ猫ババ娘ね。あたしがこの事を冥王様に告げ口したら、あんたどうなると思って…」

魔王「ふっふーん」

魔王「氷姫さんだって、勝手に本読んでたの知ってるよ、私!」

氷姫「うげっ」ギク

氷姫(こ、こいつ案外抜け目ないわね)

魔王「えへへ。だから本当は、どんな本読んでるのか、お話したかったんだ」

氷姫「!」

――「本当はね…私、お姉ちゃんともっとお話したかったの」

氷姫「…」

魔王「だ…ダメかな? 氷姫さん」

氷姫「………名前」

魔王「え?」

氷姫「呼び捨てで…いーわよ…」

魔王「!」パァッ

魔王「うん! 氷姫!」




氷姫《…友達、って言うのかな。あたしにはそういう存在は、初めてだった》

氷姫《肩を並べるような存在はいなくて、あたしはいつも独りで、強くいなければならなかったから》

――「気高くありなさい、氷姫」

――「誰よりも気高く」

氷姫《…そうね、お母様。あたしは貴女の言いつけ通りにやってきたわ》

氷姫《回りの奴は、みんな見下してた。そうする事が正しいって、信じてた》

??《うっわー。友達になりたくねぇタイプ》

氷姫《ぐっ…言ってくれるわね、アンタ》

氷姫《まあ、実際高慢でどうしようもないあたしは…なかなか現実を受け入れられない。それはこの後もあたしの行動を鈍らせる》

氷姫《それに、誰かに助けられるってことも初めてのことで…どうしようもなく困惑したっけなぁ》

氷姫《あたしがそんな風にしてる間にも、事態はどんどん、動いていたんだけどね》








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