過去ログ - 国王「さあ勇者よ!いざ、旅立t「で、伝令!魔王が攻めてきました!!」
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◆cJ/Se2MNFnrs
[saga]
2017/08/04(金) 23:12:20.81 ID:KuLxHLrA0
冥王「本日は楽しい楽しい冥界ツアー。冥界でも随一の観光名所、死の森に皆様をご案内差し上げますわ!」
冥王「この修練の目的は、生きて屋敷まで帰ってくること。あたくし制限時間は設けませんので、どうぞ心行くまで冥界を堪能なさって頂いて結構です」
冥王「もっとも、時間が立てば立つほど、生者の臭いに霊魂共が集まってきて…」
冥王「気づけば自分の魂もすっぽり肉体から抜け落ちてる…なんてことも、あるかもしれませんわね?」
魔王「うぅ…」
炎獣「マジかよ」
冥王「それと、冥界を徘徊する死神にはお気をつけ遊ばせ。あの巨人は迷い混んだ生者の首を大鎌で跳ねることが生き甲斐の陰気さんですので」
冥王「皆様みたいなヒヨッコは、視界に入りでもしたら一巻の御仕舞いでせう」
水精「…っ」
氷姫(…死神)
氷姫(究極氷魔法の発動条件。どんな形であれ、死神に接触すること)
氷姫(隙を見て、必ず成し遂げてやる)
毒虎「…」
冥王「それでは、準備は宜しくて?」
魔王「はい」
冥王「あら、子猫はそんな準備でよろしいの?」
魔王「え?」
冥王「他の皆様はあたくしの魔法で吹き飛ばして差し上げますけれども、あなたはおんなじではなくってよ」
魔王「そ、それってどういう…」
冥王「何のために、あたくしが暗愚な子猫一匹のために毎晩特別授業をしていると思ってらっしゃるのかしら?」
冥王「お前さん、もう空間転移をマスターしてなくてはならない時期ですのよ」
魔王「!」
氷姫「…っ」
冥王「お前さんは死の森までは転移で飛ぶこと。邪神の加護がついてるんですもの、簡単ですわよね?」
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