66:名無しNIPPER[saga]
2016/10/16(日) 01:32:35.71 ID:UI2cuFxMo
みほ「――――という感じなんだ」
華「なるほど……」
沙織「そっかー、確かにお姉さんが転校してきたのって大事件だったもんね」
優花里「スムーズに大洗に溶け込んでいたので、良いことだと思っておりましたが……」
麻子「その溶け込み方に西住さんの心配の種があったとはな」
みほ「うん……」
麻子「…………しかし西住さんの姉はそんなにモテるのか?」
沙織「えー!?麻子知らないの!?」
優花里「モテるなんてものじゃありませんよ冷泉殿!まほ殿の写メは高値で取引されているほどです!そのせいで悪質な売り手も現れ、ピンボケして輪郭のはっきりしない河嶋殿の写真をまほ殿と偽って販売する者がいて騒ぎになったりもしました!」
沙織「あー……メガネと髪色以外は似てるもんね……身長も同じくらいだし」
優花里「ええ!そのせいで苦情が河嶋殿に集中しました!」
麻子「とんだとばっちりだな」
優花里「泣いていました!」
沙織「かわいそう……」
華「……とにかく、まほさんはすごい人気なんです。一目見ようと三年生の教室まで行く子も大勢いますから」
麻子「それはすごいな」
みほ「その中には戦車道のメンバーの子もいるんだ。沙織さん世代も全滅だよ」
沙織「私世代って何!?」
みほ「世代は世代だよ。わかるでしょ?」
沙織「わかんないよぉ!」
麻子「……で、実際のところどうすればいいんだ?西住さんの姉がみんなに嫌われるようにしたいわけではないだろう?」
みほ「あ、うん。それはもちろん。お姉ちゃんに悪気はないから、お姉ちゃんに悲しい想いはしてほしくない」
沙織「じゃあどうするの?」
みほ「……とりあえず現状維持かな?」
沙織「現状維持?」
優花里「これ以上まほ殿の虜になる人が出ないようにする、ということでしょうか?」
みほ「そう。ようするに、私たちあんこうチームはお姉ちゃんに落とされないようにするってこと。だからみんな意識を強く持ってほしいんだ」
華「なるほど」
麻子「なんだ。それでいいのか?楽勝じゃないか」
沙織「確かに。みぽりんのお姉さんと何回かお喋りしたけど、私たちは全然普通だったもんね。というか初対面のイメージがちょっとね」
優花里「顔を見るなり『まだ戦車道をやっているとは思わなかった』でしたからねぇ」
沙織「そのあとも結構色々言われたし」
みほ「待って!お姉ちゃんはただ純粋な意見を言っただけで、嫌味とかそういうのじゃないよ!それにお姉ちゃんが言ったのは『まだ戦車道をやっているとは…』って一言だけで、他は全部エリカさんだから!」
沙織「……そうだったっけ?」
華「言われてみれば……その通りでしたね」
麻子「ふむ……副隊長の言葉を隊長の本意ととるのは間違いか」
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