過去ログ - 水本ゆかり「お誕生日のわがまま」
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6: ◆C2VTzcV58A[saga]
2016/10/18(火) 00:06:29.01 ID:aPCM3E6jO
翌日


P(デートといっても、今日は平日だからゆかりは学校がある)

P(だから、学校から事務所までの道をお供することだけをお願いされたのだが……はたして、それはデートと呼べるものなのだろうか)

P「待ち合わせ場所は、公園の噴水前……お」


ゆかり「………」ソワソワ


P(もう来てるな。なぜか『気持ち遅めに来てください』って頼まれたんだけど……)


ゆかり「………」イジイジ


P(前髪をいじったり、制服を整えたり忙しそうだな……もう、声をかけても大丈夫かな)

P「おーい、ゆかり」

ゆかり「あっ……Pさん。約束通り、来てくれたんですね」

P「破るわけにはいかないからな。でも、どうしてここを待ち合わせに? 校門まで迎えに行ったのに」

ゆかり「ありがとうございます。でも、ここがよかったんです」

P「どうして」

ゆかり「だって……公園の噴水前といえば、デートの待ち合わせ場所の定番ですから」

ゆかり「一度、体験してみたかったんです。この場所で、デートの相手の方を待つ気持ちを」

ゆかり「まだかな、まだかな……そう思いながら、身だしなみをチェックして。その人のことを考えながら、ドキドキして」

ゆかり「そんな、女の子らしい気持ちを味わってみたかったんです」

P「だから、わざわざ遅めに来てほしいと言ったのか」

ゆかり「はい。わがままを聞いてくださって、ありがとうございます」ペコリ

P「このくらい、わがままにも入らないよ」

ゆかり「そうでしょうか」

P「そうなんだ」

ゆかり「そうなんですか」

P「………」

P「ははっ」

ゆかり「ふふっ」

P「行こうか。デート」

ゆかり「はい♪」


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