45:名無しNIPPER[saga]
2016/10/18(火) 23:47:49.47 ID:snFV7Fpq0
部屋の内は、みるみる私の笑い声で満たされていきました。
何と言うことのないやり取りだったのに、涙が出るほどおかしかったのです。
感情を閉じ込めていた栓が外れたようでした。
ふつふつと心が沸き立ってしまって、私は背中を丸めて、いつまでも笑っているしかありませんでした。
「っ、ふっ……ありがとう、ございます……っ」
随分経って、震えるお腹を押さえながら、やっとのことで私はお礼を口にしました。
「笑ったら、少し、楽になりました」
「それはよかった」
「はい……」
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