6:名無しNIPPER[saga]
2016/10/18(火) 23:25:05.65 ID:snFV7Fpq0
短い楽章を吹き終え、私は肩を震わせました。
しんと静まった部屋の気圧が奇妙に胸を掻き乱し、寒気を覚えるほどでした。
不安に息が詰まりそうでした。
込み上げる思いに、内から溺れかけているのでした。
そしてふいに、こんなことを思い出したのです――
そう言えば、この曲を作ったのは、かのヨハン・ゼバスティアン・バッハ本人ではないらしい――
「おーい、ゆかりちゃん?」
はっとして振り向くと、いつの間に開かれた防音扉から、プロデューサーさんが顔をのぞかせていました。
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