6:名無しNIPPER[sage]
2016/10/19(水) 01:20:35.78 ID:QB1AagmFO
言われた通りソファに座って待っていればいいのだが、海未は真姫に目を引かれてドアの前で立ったまま動かない。
ただじっと、真姫の演奏を聴き、真姫の演奏する姿を見ていた。
指先が鍵盤に触れるたびに大きく口を開けたピアノから音が溢れ、部屋の隅から隅までを絶え間なく満たしていく。
繊細でやさしいメロディ。表情豊かにのびのびと演奏する姿は、普段学校では見られないものだ。
真姫の新たな一面を見ることができたことにひそかに満足しつつ、海未は目を閉じ、じっと耳を澄ました。
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