過去ログ - まゆ「拝啓、忌まわしき過去に告ぐ絶縁の詩」【偶像喰種・外伝3】
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◆AyvLkOoV8s
[saga]
2016/10/20(木) 22:44:46.64 ID:pixDC2aL0
まゆの運命の人は、恥ずかしそうに顔を掻きます。
その仕草も、なんだか様になっていて素敵……
「……俺自身はあんまり自慢できる職業についてないんだ」
少しだけ俯くと、運命の人はお仕事について語ってくれました。
「俺が働いてるのは、東京にある346プロダクションって言う大企業なんだけど……俺はただの雑用係でさ」
「ここに来たのも、忙しい上の人達の代わりにファッション雑誌の仕事の契約を取ってこいって無茶言われただけなんだ」
「下っ端でもいいから、アイドルに関わる仕事がしてみたくてな。本当はプロデューサーをやってみたかったんだけど、俺じゃダメだったみたいだ」
「……ごめんな? 面白くもなんともない話だろ?」
面白くないなんて、そんなことないです。
あなたの声を聞けるだけで、まゆにとって、とっても価値のある時間なんです。
それに、あなたの顔を見て分かったことだってあるんですよ?
この人は、まゆにしてくれたお話の中で……
まゆ「アイドルが好きなんですか?」
アイドルの話をした時だけ、ちょっと嬉しそうにしているんです。
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