3:名無しNIPPER[sage saga]
2016/10/20(木) 04:58:12.71 ID:Wc/49p3C0
事務所 屋上
ガチャッ
飛鳥(ん、あれは…)
飛鳥「文香さん、こんなところに珍しいね。どうしたんだい?」
鷺沢文香「飛鳥さん。こんばんは… いえ、少し、星でも見上げようかと」
飛鳥「その本は…星の王子様、かな?」
文香「はい。久しぶりに読みましたが、やはり、良い本ですね。昔、この本を読んで、
自分のところにも遠くの星から誰かが訪ねて来ないものかと、夢見たものです。」
飛鳥「フフッ ボクはそこまで真剣に読んだことがあるわけじゃないが…そういった非日常的出来事に憧れる気持ちは、共感できるね。」
文香「そういった想いを、物語の数だけ抱かせてくれる… これもまた、読書の魅力です。ところで、飛鳥さんはどうしてこちらに?」
飛鳥「…少し、風にでもあたろうかと思ってね。ボクが屋上に来るのなんて、いつものことだろう?」
文香「いえ、少し、顔色が優れないように、見えたものですから。お節介でしたら、申し訳ないのですが…」
飛鳥「…別に、たいしたことじゃあないさ。」
文香「お話くらいは、聞けるかと思います。」
飛鳥(つくづく優しく、そして強情だね、文香さんは。)
飛鳥「本当に、たいしたことのない話さ。それでも聞いてくれるかい?」
文香「はい。」
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