過去ログ - 渋谷凛「(パフェたべたい……)」
↓ 1- 覧 板 20
12: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2016/10/22(土) 02:22:08.36 ID:LzSFbzV40
そういうわけで水族館のすぐ近く、猫がトレードマークのそのお店に私達は入ることに。
キャッツカフェ、ってお店みたい。
お昼のピークが過ぎて、夕飯の時間にはまだ少し早い。
そんな時間だからか、お店はそれほど混んでなくて、すんなり入ることができた。
これなら、変装しなくてもいいか、そう思って帽子と伊達眼鏡を外す。
店員さんに席に案内してもらって、お冷が出てくると私は立ててあったメニューを手に取り、向かいの文香の方へ広げる。
直後、目に飛び込んできたのは、パフェ、パフェ、パフェ、パフェ、パフェ。とんでもない種類のパフェだった。
文香「パフェに力を入れているお店なのですね」
凛「みたいだね」
文香「こんなものまで…」
文香の指差す、商品はバケツパフェとでも呼べばいいのか、規格外の大きさで、商品名の横には5〜6人前、と書かれていた。
凛「これは流石に無理だよ。食べられないって。5〜6人前って書いてあるよ」
文香「です、よね……」
凛「でも、さ。こういう機会ってなかなかないよね」
文香「そう、ですね…」
目配せを交わす。「(やっちゃう…?)」みたいな意味が込められてたんだと思う。
少なくとも私はそうだ。
文香はそれに無言でうなずくと、呼び出しのボタンを押した。
ぴんぽーん、と店内に電子音が響く。
店員さんが来る。
注文は一つだ。
私達はにっこり笑って、声を揃えてこう言った。
「「アンビリーバブル」」
おわり
fsm.vip2ch.com
※こちらの素敵なイラストは、ぱんだやぎさん( https://twitter.com/pandaoishi )という方のイラストを許可を得て使用させていただきました。
https://twitter.com/pandaoishi/status/789445860375482368
RT&いいね、してくだされば幸いです。
27Res/13.20 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。