過去ログ - ただひとつの器、かたちづくる手
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11:名無しNIPPER[sage saga]
2016/10/22(土) 12:50:18.44 ID:F96eyaHp0
「なんじゃ、帰って来とったのか」

「うん、ただいま、おじいちゃん」

「どうも、ご無沙汰しております」

「…よう来たの」

気のせいだろうか、以前肇がアイドルになる際に手続きで訪れた時に比べて、お爺さんの眼光が柔らかくなっているように感じる。

「その恰好、工房に入っとったんか」

「うん。ねえ、おじいちゃん。今から創る器、見てもらえる?」

「…ああ、出来たら声かけぇ。ちぃと疲れとるから居間におる」

そう言って母屋のほうに向かうお爺さんを見送り、改めて工房に向かう。

肇の額から皺は無くなっており、これなら大丈夫そうだ。

ちなみに実は、泥は鼻の頭に付いていたのだけれど、服装と併せてあまりにも似合っていたのであえて拭わなかったのは内緒だ。


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