過去ログ - ただひとつの器、かたちづくる手
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4:名無しNIPPER[sage saga]
2016/10/22(土) 12:44:30.54 ID:F96eyaHp0
凱旋ライブを大成功で終えた肇は、控室に戻っても興奮が冷めやらないようだった。

普段は聞き手に回ることが多い肇だが、時折今のように一転して饒舌になることがある。

「プロデューサーさんに積ませてもらった経験を、ひとつひとつ練りこんで…。唯一無二のアイドルの色…ようやく私にも宿りました!時間をかけて染めた深い色…。大事にされた分、より私らしくなれた気がします!」

「アイドルも陶芸も…同じなんですね。すべては、この感動を生むために…」

「それに、この衣装もとても素晴らしかったです!総天然色…。心地よい風合い…。波打つ紋様…。ちゃんと着こなせていたでしょうか」

夢中になって話す肇を見ていると、こちらの胸にも込み上げてくるものがあった。

「今日は本当に良いステージだった。頑張ったな」

「はい!私の色、備前の心、ファンの皆さんに届けられたと思います!」

今日のステージで積んだ経験で、さらに肇は成長できるだろう。気が早い話だが、次のライブが今から楽しみだ。


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