過去ログ - とあるゾードム帝国軍人の話
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2:名無しNIPPER[sage saga]
2016/10/22(土) 19:40:08.67 ID:h+OGBH1y0
「なああの連中、アインハンダーな。また暴れたらしいぜ。」

”一本腕”、”死神”か…いいよな、出番のあるやつは話題に出て。

「おいおい、不謹慎だぞ。最近は帝都付近でも遠慮なしだぜ?」


3:名無しNIPPER[sage saga]
2016/10/22(土) 19:44:01.73 ID:h+OGBH1y0
<アインハンダー>
セレーネの悪足掻きじみた不可解な作戦行動には必ずついて回る名前だ。

対地対空なんでもござれ、弾薬まで現地調達しては局所的な被害をもたらす異形の戦闘機。
それを可能にしているのは一本の腕。
以下略



4:名無しNIPPER[sage saga]
2016/10/22(土) 19:45:09.49 ID:h+OGBH1y0
「聞いてんのか?パルツィファルのパイロットさんよ!こっちにでも来たときは頼むぜ、なあ?」

<パルツィファル>
”大型”歩行戦車のゲシュテルやデューラーの成功に気を良くして偉い人たちはそれを”よりコンパクトに扱いやすく”した機体を発注した。

以下略



5:名無しNIPPER[sage saga]
2016/10/22(土) 19:46:29.79 ID:h+OGBH1y0
「いやーこのサイズで簡易デューラーってのは無理だわな。」

「出力・積載量・情報処理他諸々に余裕がない!そのうえ同サイズの機体はほとんどなく、部品調達もままならずコスパ最悪で器用万能とはいかなかったなあ。」

うるさい。
以下略



6:名無しNIPPER[sage saga]
2016/10/22(土) 19:47:27.06 ID:h+OGBH1y0
「試験するだけでもどっか壊れるからなあ。専属の整備班もいないし、担当は今もお前と俺だけじゃん。いつになったら制式採用されるほどのデータと改善案ができるの?」

一日一日の積み重ねが大切なんだよ。
いつかできるから…


7:名無しNIPPER[sage saga]
2016/10/22(土) 19:48:50.86 ID:h+OGBH1y0
「まあまあいじけるな。そうやって倉庫で燻ってたこいつ(とお前)にも出番が来ただろ?」

出番?
ああ、異様に高感度すぎるセンサーのせいで機体動作までトレースする無線誘導弾(予定)の新型試作ガンポッド”モスキート”君の運用試験のことだな。


8:名無しNIPPER[sage saga]
2016/10/22(土) 19:50:09.19 ID:h+OGBH1y0
「いやーほんと隊長喜んでたぞ。これで子供をゾードム首都に教育にやれるって。」

モスキートはワスプの誘導弾を遥かに超える大火力を精密()に誘導するというのが売りだ。
おかげで搭載が可能な機体が限られている。
如何にゾードム帝国有利といえども戦時中に一企業の製品開発に協力できる程のサイズで遊んでる機体なんて…いたんだな…
以下略



9:名無しNIPPER[sage saga]
2016/10/22(土) 19:51:04.72 ID:h+OGBH1y0
 


10:名無しNIPPER[sage saga]
2016/10/22(土) 19:51:39.76 ID:h+OGBH1y0
「なあ奴らきたってよ」

知っているさ。
だからこうして機体チェックをかけてるだろ。


11:名無しNIPPER[sage saga]
2016/10/22(土) 19:52:17.14 ID:h+OGBH1y0
「帝都から輸送列車の襲撃ときて、鉱山守備隊を抜いて地下ダムからこっちに上がってくるだろうな」

3機小隊らしいが大したもんだな。
なんとかやってみるさ。


12:名無しNIPPER[sage saga]
2016/10/22(土) 19:53:16.67 ID:h+OGBH1y0
「で、お前は何してんの。後方待機って命令だ。」

「事実、動ける機体はもう出ていってる。そんな木偶の坊に出番も何もないぜ。」

試験直前で準備が整ってるのは不幸中の幸いだ。
以下略



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