過去ログ - ―誰かがあなたを殺そうとしている―【安価&コンマ】
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30:名無しNIPPER[saga]
2016/10/23(日) 00:08:02.93 ID:62WXhtKJO

それは、突然訪れたものだった。

目の前の紙の束は私宛のファンレター。

私はまだまだ若く駆け出しの漫画家だったが、いくつかの賞を受け、有名少年漫画誌に連載させて貰っていることもあって、それなりにファンがいた。

デコレーションされていたり封筒に入っていた手紙の中に、真っ白な紙が一枚、紛れ込んでいるのを不思議に思って手に取ると……


―誰かがあなたを殺そうとしている―

―死を回避したければ、命令に従え―


これは殺人予告と受け取っていいのだろうか。
いや、命令に従えと書いてあるのだから、脅迫文か。

続きを読むと、


―この事は誰にも話してはいけない―


あぁ、よくある「警察には言うな」というあれか。
しかし、少し様子が違うようだった。


―あなたの敵は身近にいる―


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