過去ログ - 理樹「次に目を開けると深夜を徘徊する老人となっていた」
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17:名無しNIPPER[saga]
2016/10/25(火) 10:00:39.88 ID:93xo3PVb0
車内

理樹(直枝……同じ名字の人間など今まで出会った試しがない。そして僕のことをお爺ちゃんと来た。普通なら、客観的に考えるなら、この人は!)

理樹「まさか……孫だったりする?僕の」

恭介「いやに冷静だな。まあ昔からそうだったけど」

理樹「こういうことは何度かあったからね……こういう常識を疑うような事は……」

恭介「それ海でサメに襲われかけてた俺を泳いで助けてくれた時も言ってたな。確か中学の頃だったか……」

理樹(車を走らせるにつれポツポツと家や店が増えてきた。そしてあんなに暗かった空も次第に白みがかってきた。そろそろ核心に迫ろう)

理樹「それで……君は何か僕に対する事情を分かっているようだけどさ、それを教えてくれないかな?」

恭介「そうだな。今のあんたならもう取り乱す心配もなさそうだからこの際はっきり言っておくか」

理樹(そして彼は顔色も変えずこう言った)

恭介「爺ちゃん、あんたボケてるんだよ。きっと今の自分をまだ若い頃の自分と思い込んでいる。ここは2077年だぜ」


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